夕方の淡く滲むような秋の長い日差し。
それとともに香る、コスモスの匂い。
そんな力強い日差しとコスモスは、まるで世界を飲み込んでしまいそう。


絵の具のようなオレンジ色の空に目を細め、君のことを思い出す。



―――ねぇ、今どこにいますか?
―――元気にしていますか?




大好きだったよ、今も大好きだよ。







この気持ちが君に届いていると信じて―――