それから毎日5人で話すようになった。
 3ヶ月くらいたったある日涼くんが話があると言ってきた。みんな何か大切な話だとなんとなく理解して、涼くんがメッセージを送ってくるのを静かに待った。
涼「あのさ。もし嫌だったら申し訳ないんだけどみんなで外で会ってみない?」
 びっくりした。涼くんがそんなこと言い始めるなんて。
みなみ「っていうかみんなどこに住んでるの?遠かったらどっちみち会うことできないじゃん」
 確かに。みんなどこに住んでいるのだろうか。
夢「私は東京。」
みなみ「私も。」
涼「えっ、俺もだ」
尚「悪いけど僕は静岡だよ」
雪「よかったー。みんな東京かと、、私も静岡」
 まさか尚くんと近くに住んでるなんて。少し嬉しい。いや少しじゃない、凄く嬉しい。でも他3人には会えないのかと思うと悲しい。
涼「尚と雪ちゃんは会うの難しいけど夢ちゃんとみなみは会ってみない?」
夢「ここのみんなに会うなら私は頑張ってみようかな。」
みなみ「私はお母さん厳しいから、学校行かないのに遊びに行くなんて無理。ごめんね。」
早くも涼くんと夢ちゃんは会うことになったみたい。でもインターネットでできた友達と会うの怖くないのかな?でもこのチャットの人たちは大丈夫そう。
涼「じゃあ明後日〇〇に集合でいい?」
夢「はーい」
 今日はこの話で会話は終わった。