あの後、私はお饅頭を食べその後、おばあちゃんがくれた謎の箱を手に持ち帰路についた。
箱の中身は饅頭でお母さんへの手紙が一緒に入っていた。窯場菓子店と書かれた包に入っていた饅頭はとても美味しかった。

私は、よくおばちゃんの家に出入りするようになった。
その中で1つ、気になったことがあった。倉庫の中でおじいちゃんのものを見ていた時だった。
私はその日から、人の頭の上に謎の数字を見るようになった。
その数字について倉庫に手がかりがあるんじゃないかと思い調べていたら、ある書物を見つけた。
【古代神の手記】と書かれた手記。古代語を見たことはあるが、読むことは当然できなかった。なのに今回数字が見えるようになってから、読むことが出来るようになっていた。

【古代神の手記】
姫君を迎えに来た。と言い突然現れた神。

神は地上に姿を現し、満月の夜に現れ次の姫を探す。

新月の夜に姿を現し姫を空へと連れてゆく。

豊穣の女神となりし姫、姫を娶りし古代の神は豊穣の神へと進化を遂げその時代の豊穣の神として君臨する。

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豊穣の神となる古代神のことを書いた手記だった。この手記に不思議と安心感を抱く自分がいてこの手記がとても懐かしと思った。