長月
夜はまだ明けぬ、我こそ「姫を守る者」!



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「義之!一緒にあそぼーぜ。」
「あぁ、今行く。」
義之と呼ばれた青年、本名「守矢(もちや)」茶色っぽい髪の毛は、
短く切られており、青いTシャツがよく似合う青年だ。
彼は、サッカーボールを持った友達と河川敷へやってきた。
サッカーをしていて、疲れたからと階段に座っていると、
1人の少女に声をかけられた。
「何をしているんですか。」
肩までの髪、白いシャツに、腰に巻いたパーカー。
学校帰りだろうか、とてもかわいらしい少女だった、
近くに置いてある自転車でここに来たのだろう。
白い自転車はとてもよく彼女に似合っていた。