日曜の夕間暮れ、自室の片隅で今日も何もしなかったと休日の使い方に落ち込む。
昼間は何もする気が起きないのにいざ一日を振り返ると、とてつもない罪悪感と後悔に襲われる。
だけど、今日に限っては何もしなかったのではない。なにもできなかったのだ。
時折《ときおり》訪れる何をしてもうまくいかない期間。
人間関係、進路、恋など、人間生きていればいろんな壁にぶつかって悩む。
そんな時、わたしは二つのことを同時に行うことが苦手なため悩むときはとことん悩む。
今回は、自分のパブリックイメージについてだ。
周りが自分に対してどう思っているのか急に気になって眠れなくなった。
これを友人に聞けたらそれは楽だろうけど、そういう場合大抵は私に対しての綺麗な部分だけみんな教えてくれる。
そうじゃないんだよな。わたしの直すべきところや嫌いなとこが気になるのだよな。
そう思うわたしにも。きっかけがあった。恋をした。
中学時代の同級生だった。同級生といえども同じクラスにはなったこともなかったし、接点が全くと言っていいほどなかった。
完全にひとめぼれだった。
今までそれなりに恋をしてきたが、ひとめぼれは初めてだった。
成績優秀で部活に一生懸命な彼に三年間想いを寄せていたが、恋愛には奥手なわたしが行動を移すのは
かなり時間がかかった。
今の時代SNSがある。そんなSNSでさえ彼のアカウントを知っておきながらフォローのボタンを押すまで2年かかった。
遅いよ自分!でも、よくやった!
送ってしまえば相手からフォローが返ってくるのも一瞬でベットの上で飛び跳ねたのはよく覚えている。
それからは何となく彼が何を投稿するのか少ない投稿頻度で少しでも接点を探したかったが全くないまま、3年生になった。
神様は意地悪で同じクラスにはなれないのが運命。
でも、奇跡が起きた。
わたしが応援しているアーティストにいつの間にか彼もはまっていたのだ。
ほんとにありがたい。このアーティストは一生応援し続けると誓った。
探し続けていた接点、みつけたんだ!
すぐにわたしもこの人好きなんだとメッセージを送った。
会話が弾んだ。いや、わたしから終わらせなかったのかもしれない。
それからはかなり順調で、授業のノートを送ってもらったり、くだらない会話を重ねてSNSではかなり親しくなれた。
だが、学校では話すことのないまま卒業。
彼は私立の進学校へ、わたしは女子高へ進学した。
高校生になってもそれなりに会話を続けていた。
安定にいい友達のまま進展はなかった。
でも、ある日クラスメイトと恋バナをしていた時に背中を押してもらいアーティストの主演映画に彼をお誘いした。
これがわたしの人生初デートと知ったら彼は驚くだろうか。
今までメッセージでしかやり取りをしていなかったわたしたち、あの時彼はどんな気持ちで待ち合わせ場所に来たのだろうか。
ここで自分のパブリックイメージに翻弄される。
SNSでは綺麗な自分しか見せていない。
綺麗な風景。おすすめの本や音楽。ちょっと盛れた自撮り。
実際、そんなことはないけどSNSの中くらいは!の気持ちでとびっきり着飾っておめかしをした自分しか載せていなかったためだけにがっかりされたらどうしよう。
結局、映画を見て電車の中で感想を伝えながらそれぞれの最寄り駅で降り人生初デートが終わった。
もう、なにが正解かわかんないけどとにかく幸せな時間を過ごせた。
しばらくしてまた会おうとなった。
これもかなり頑張った。
会いたい。話したい。
わたしの知っているあざといを最大限使って2回目の約束を取り付けたのだ。
よくやった!
でも、やっぱりうまくいかない。
彼の予定が押して20分程度しか会えなかったのだ。
彼は約束の時間に間に合わなかったことを何度も謝っていたが、無論わたしは許してしまう。
そもそもわたしの周りにはマイペースな友人が多いため遅刻に対してさほど腹が立たない。
そんな一面を知らない彼はわたしを優しい人というのだ。
これで彼の中でのわたしのイメージは、同じアーティストが好きな優しい人に更新されたのだろうか。
でもこれは都合のいい部分を引用しただけで、SNSと現実では全然違う女とか、オタクとかそんなイメージなんだろうか。
こればっかりは本当に分からないし聞くことができない。
自己判断になってしまうのだ。
ネガティブマインドなわたしはこういうときにすごく落ち込むし。いっぱい悩む。
苦しいけど、特効薬は未だにみつからない。
ゆっくり考えて、いっぱい悩んで、いっぱい食べて、気が済むまで寝る。
そうすれば最高の答えが浮かんでくる。
わたしの悩みなんて誰も理解してくれないって自暴自棄になるときもあるけれど、
わたしだってどれだけ親しい人でも理解できないことがある。
そんなとき理解しあえなくても話せる誰かがいると最高の枠じゃ収まりきらない答えを共有できる。
その誰かがわたしにとって彼になった今。
恋が実った。
昼間は何もする気が起きないのにいざ一日を振り返ると、とてつもない罪悪感と後悔に襲われる。
だけど、今日に限っては何もしなかったのではない。なにもできなかったのだ。
時折《ときおり》訪れる何をしてもうまくいかない期間。
人間関係、進路、恋など、人間生きていればいろんな壁にぶつかって悩む。
そんな時、わたしは二つのことを同時に行うことが苦手なため悩むときはとことん悩む。
今回は、自分のパブリックイメージについてだ。
周りが自分に対してどう思っているのか急に気になって眠れなくなった。
これを友人に聞けたらそれは楽だろうけど、そういう場合大抵は私に対しての綺麗な部分だけみんな教えてくれる。
そうじゃないんだよな。わたしの直すべきところや嫌いなとこが気になるのだよな。
そう思うわたしにも。きっかけがあった。恋をした。
中学時代の同級生だった。同級生といえども同じクラスにはなったこともなかったし、接点が全くと言っていいほどなかった。
完全にひとめぼれだった。
今までそれなりに恋をしてきたが、ひとめぼれは初めてだった。
成績優秀で部活に一生懸命な彼に三年間想いを寄せていたが、恋愛には奥手なわたしが行動を移すのは
かなり時間がかかった。
今の時代SNSがある。そんなSNSでさえ彼のアカウントを知っておきながらフォローのボタンを押すまで2年かかった。
遅いよ自分!でも、よくやった!
送ってしまえば相手からフォローが返ってくるのも一瞬でベットの上で飛び跳ねたのはよく覚えている。
それからは何となく彼が何を投稿するのか少ない投稿頻度で少しでも接点を探したかったが全くないまま、3年生になった。
神様は意地悪で同じクラスにはなれないのが運命。
でも、奇跡が起きた。
わたしが応援しているアーティストにいつの間にか彼もはまっていたのだ。
ほんとにありがたい。このアーティストは一生応援し続けると誓った。
探し続けていた接点、みつけたんだ!
すぐにわたしもこの人好きなんだとメッセージを送った。
会話が弾んだ。いや、わたしから終わらせなかったのかもしれない。
それからはかなり順調で、授業のノートを送ってもらったり、くだらない会話を重ねてSNSではかなり親しくなれた。
だが、学校では話すことのないまま卒業。
彼は私立の進学校へ、わたしは女子高へ進学した。
高校生になってもそれなりに会話を続けていた。
安定にいい友達のまま進展はなかった。
でも、ある日クラスメイトと恋バナをしていた時に背中を押してもらいアーティストの主演映画に彼をお誘いした。
これがわたしの人生初デートと知ったら彼は驚くだろうか。
今までメッセージでしかやり取りをしていなかったわたしたち、あの時彼はどんな気持ちで待ち合わせ場所に来たのだろうか。
ここで自分のパブリックイメージに翻弄される。
SNSでは綺麗な自分しか見せていない。
綺麗な風景。おすすめの本や音楽。ちょっと盛れた自撮り。
実際、そんなことはないけどSNSの中くらいは!の気持ちでとびっきり着飾っておめかしをした自分しか載せていなかったためだけにがっかりされたらどうしよう。
結局、映画を見て電車の中で感想を伝えながらそれぞれの最寄り駅で降り人生初デートが終わった。
もう、なにが正解かわかんないけどとにかく幸せな時間を過ごせた。
しばらくしてまた会おうとなった。
これもかなり頑張った。
会いたい。話したい。
わたしの知っているあざといを最大限使って2回目の約束を取り付けたのだ。
よくやった!
でも、やっぱりうまくいかない。
彼の予定が押して20分程度しか会えなかったのだ。
彼は約束の時間に間に合わなかったことを何度も謝っていたが、無論わたしは許してしまう。
そもそもわたしの周りにはマイペースな友人が多いため遅刻に対してさほど腹が立たない。
そんな一面を知らない彼はわたしを優しい人というのだ。
これで彼の中でのわたしのイメージは、同じアーティストが好きな優しい人に更新されたのだろうか。
でもこれは都合のいい部分を引用しただけで、SNSと現実では全然違う女とか、オタクとかそんなイメージなんだろうか。
こればっかりは本当に分からないし聞くことができない。
自己判断になってしまうのだ。
ネガティブマインドなわたしはこういうときにすごく落ち込むし。いっぱい悩む。
苦しいけど、特効薬は未だにみつからない。
ゆっくり考えて、いっぱい悩んで、いっぱい食べて、気が済むまで寝る。
そうすれば最高の答えが浮かんでくる。
わたしの悩みなんて誰も理解してくれないって自暴自棄になるときもあるけれど、
わたしだってどれだけ親しい人でも理解できないことがある。
そんなとき理解しあえなくても話せる誰かがいると最高の枠じゃ収まりきらない答えを共有できる。
その誰かがわたしにとって彼になった今。
恋が実った。