八月八日(木) 雨

 あいつらが憎い。

 なんであんなクソが生きているんだろう。
 殺してやりたい。

 でも、今年のおみくじで、「世界を憎んではいけません」と書いてあった。神様は私に起こることを予測しているのか?

 ふざけるな。
 勝手に決めつけるな。
 私は諦めない。私は負けてない。

 絶対に許さない。


 八月十四日(火) 晴れ

 許せなかった。

 だから、あいつの髪を引っ張ってやった。
 そしたら、あいつは泣いた。

 全部、私のせいらしい。

 確かに、手入れをよくされた髪を引っ張ったのは悪かったかもしれない。大事にしているものを汚されるのは、私でも嫌だと思う。
 でも、あいつが先にやった。
 それなのに、私が悪いのか?
 ふざけるな。

 絶対に許さない。


 九月一日(金) 晴れ

 今日、階段から突き落とされた。
 誰かは分からないけれど。
 今もお尻が痛い。
 幸い、落ちる際に立っていた時の階段の高さはそれほど高くなくて、痛いだけに留まっている。
 だけどあれがもし高かったらと思うと……怖くなった。

 絶対に許さない。
 私のことを突き飛ばしたのは誰だ。

 
 九月十二日(金) 雨

 段々といじめがエスカレートしていっている。

 初めはこれを「いじめ」と書くのが嫌だったけど、もし、これを誰かが見つけてくれたら……あいつらに罰を与えてくれるんじゃないかって。

 なので、あいつらの名前を書いておきます。

 主犯は、今野奈緒。
 そして加担している、尾崎美琴、北条ときあ。

 あいつらに粛清を。