それからは忍耐の日々だった。一致しない性別を抱えるには、まだ子どもすぎた。将来が視えなかった。現実を見ないように私は、物書きになった。自分で生み出す、キャラクターたちは愛おしくて愛おしくて自分が何者かになれた気がして嬉しかった。