夜の電車に乗り込んて逆に動く景色と見ている。優しくゆれる電車の音が私を夢へいざなう。
目をあけると電車が宙を浮いていた。私はおどろきとわくわくて胸がいっぱいになった。だが、私以外に電車に乗っている人がいなかった。私は席を立ち4車両の電車の中を走った、私は 1車両にいたから、4車両目をがけて走ると、奥に人のような何かが目えてきた、2車両、3車両と行くにつれそのすがたは鮮明になってきた。腰より少し上に あるくらい長い青色のかみ、すきとおるような緑色の目、「あの!」と彼女に声をかけた。 その時電車が崩れた。私は真っ逆さまに落ちる……死ぬ…と思ったが、落ちずに少しふわふわしながらゆっくりと降下していった。私は下を見た。私が降下しているのは一度も行ったことが無い海のちかくの浜辺に降下していった。その浜辺を見ていると、私は自分の目を疑うほど驚いてしまった。さっきの彼女が浜辺に座っていた。私は思わず「あの!」と言ったら 彼女は微笑んで私に手を差しのべてくれた私はその手を握り、ゆっくりと浜辺におりた。私は彼女に、「何でここにいるの?」と聞くと、思いもよらぬ返事だった。「あなた自殺しよう としたでしょ。私はそれを止めに来たの。自殺やめなよ電車の片道分で行ける一番遠い所まで行って自殺するつもりだっ たでしょ?」「いいじゃない自殺しても、私はもううんざりなの!学校じゃあ一人で親も助けてくれない、もう学校にも行きたくないの!自分の個性や自由を押し潰されて、もう嫌なの!」とつい感情的に言ってしまった。すると彼女は、「そうだよ、学校ってそういう所。自分の個性を押し潰されて、キツイ場所、それに気づく人は極僅かな人。助ける人なんていない。だから私が来たの」「どういうこと?」「私明日からあなたのいる高校に 転校生として行く。だから自殺なんてしないで?」「何でそこまで?」「私の二個下の妹もあなたと同じ理由で死んだ。だから、もう同じような犠牲者を出さないように妹と約束したのだから自殺なんでしないで今そっちに行くから」
「はっ!!」いつの間にか自分の家のべットで寝ていた。「ゆの〜起きたー?学校おくれるよ〜」という母の声に「うんー今行くよー」と返事をし、2分で準備して家を出た。5分で学校に着き、自分の教室に行くと、夢に に出てきた彼女が居た。「ゆのちゃん、これからよろしくね!私みれいっていうの」と彼女みれい ちゃんが話をしてくれた。
その日からの学校生活は、今までと比べ物にならないくらい楽しく充実した高校生活を送ることができた。ゲーセン行ったりみれいちゃんの家でそれぞれの愚痴こぼし合ったり、沢山してきた。
とても楽しかった。