――……翌日。
ここは学園長室だ。この場所にはダギル学園長の他に数名の教師と学生がいる。
因みに教師は、ルミカとメイミルとパルキアだ。
それと学生の方は、セリアーナとマルルゼノファとシャルルカーナである。
そうダグル学園長は、ハルリアと仲がよくて優秀な学生を選んだのだ。……まあ、いつものメンバーになっただけである。
そして現在ダギル学園長は、ここに呼んだ理由を話していた。
「ここに来てもらった理由なのだが。元兵団第一部隊の者からカールディグスへ便箋が届いた。そこには……」
そう言いダギル学園長は淡々と便箋に書かれていたことと、これからやることを説明する。
「では、その兵士がマールエメスの刺客を捕らえた。それと……その刺客はハルリオン様のことを探って」
マルルゼノファはそう言いダギル学園長をみた。
「そういう事だ。それで君たち学生には教師同行の下カンロギの町に向かって欲しい」
「学園長……どうして学生の私たちまで行く必要があるのですか?」
そうセリアーナが問うと、ダギル学園長は少し考えたあと口を開く。
「これは内密に行いたい。それに敵国の動きが気になるのでな」
「そうなのですね。マールエメスと云えば侵略国家と聞いたことがあります。それと、どうハルリオン様の失踪に関係してくるのでしょうか?」
シャルルカーナは不思議に思い、そう問いかける。
「恐らくマールエメスは、ハルリオンを狙っている。いや、ハルリオンは狙われて身を隠してるのかもしれん」
「恐らくではなく……間違いないと思います。ハルリオン様は狙われたのでしょう」
そう言いルミカは遠くに視線を向けた。
「ああ、そうだな。それが事実ならマールエメスは、この国を狙っているという事だ」
「確かにです。オレもマールエメスの国境付近で、ハルリオン様の生死を聞いて歩いているヤツをみている。ソイツを捕らえようとしましたが、不覚にも逃げられた」
パルキアはそう言い悔しい表情を浮かべている。
「そうか……。まあそれは、ティオルが帳消しにしてくれた……気にするな。それよりも、今ならばマールエメスが攻めてこない」
「そうだけど……ハルリオン様の生死が確認できるまで刺客を、どんどん送り込んでくるんじゃないのかな?」
そうメイミルが発言すると、ダグル学園長とルミカとパルキアは窓の外へ視線を向けた。
「天気はいいようだな」
「そうですね。ですが時期に降ってくるかもしれません」
「確かにメイミルが真面なことを言ったからな」
そう言われメイミルは、プクッと頬を膨らませ怒る。
「あー酷い。それじゃ、いつも真面なことを言ってないみたいでしょっ」
それを聞きダギル学園長とルミカとパルキアは笑っていた。
その様子をみていたマルルゼノファとセリアーナとシャルルカーナは、ポカーンっと口を開けている。
「まあ確かに、メイミルの言うように刺客を送り込んでくるだろう。恐らくハ……カールディグスも、それを警戒して援軍を要請したのだろうな」
そうダギル学園長は言い目の前の者たちを順にみた。
「それとこのことは既に王室と上層部にも確認を取ってある」
ダギル学園長にそう言われ六人は安心し了承する。
そしてその後もダギル学園長は念入りに確認を取りながら話をしていたのだった。
ここは学園長室だ。この場所にはダギル学園長の他に数名の教師と学生がいる。
因みに教師は、ルミカとメイミルとパルキアだ。
それと学生の方は、セリアーナとマルルゼノファとシャルルカーナである。
そうダグル学園長は、ハルリアと仲がよくて優秀な学生を選んだのだ。……まあ、いつものメンバーになっただけである。
そして現在ダギル学園長は、ここに呼んだ理由を話していた。
「ここに来てもらった理由なのだが。元兵団第一部隊の者からカールディグスへ便箋が届いた。そこには……」
そう言いダギル学園長は淡々と便箋に書かれていたことと、これからやることを説明する。
「では、その兵士がマールエメスの刺客を捕らえた。それと……その刺客はハルリオン様のことを探って」
マルルゼノファはそう言いダギル学園長をみた。
「そういう事だ。それで君たち学生には教師同行の下カンロギの町に向かって欲しい」
「学園長……どうして学生の私たちまで行く必要があるのですか?」
そうセリアーナが問うと、ダギル学園長は少し考えたあと口を開く。
「これは内密に行いたい。それに敵国の動きが気になるのでな」
「そうなのですね。マールエメスと云えば侵略国家と聞いたことがあります。それと、どうハルリオン様の失踪に関係してくるのでしょうか?」
シャルルカーナは不思議に思い、そう問いかける。
「恐らくマールエメスは、ハルリオンを狙っている。いや、ハルリオンは狙われて身を隠してるのかもしれん」
「恐らくではなく……間違いないと思います。ハルリオン様は狙われたのでしょう」
そう言いルミカは遠くに視線を向けた。
「ああ、そうだな。それが事実ならマールエメスは、この国を狙っているという事だ」
「確かにです。オレもマールエメスの国境付近で、ハルリオン様の生死を聞いて歩いているヤツをみている。ソイツを捕らえようとしましたが、不覚にも逃げられた」
パルキアはそう言い悔しい表情を浮かべている。
「そうか……。まあそれは、ティオルが帳消しにしてくれた……気にするな。それよりも、今ならばマールエメスが攻めてこない」
「そうだけど……ハルリオン様の生死が確認できるまで刺客を、どんどん送り込んでくるんじゃないのかな?」
そうメイミルが発言すると、ダグル学園長とルミカとパルキアは窓の外へ視線を向けた。
「天気はいいようだな」
「そうですね。ですが時期に降ってくるかもしれません」
「確かにメイミルが真面なことを言ったからな」
そう言われメイミルは、プクッと頬を膨らませ怒る。
「あー酷い。それじゃ、いつも真面なことを言ってないみたいでしょっ」
それを聞きダギル学園長とルミカとパルキアは笑っていた。
その様子をみていたマルルゼノファとセリアーナとシャルルカーナは、ポカーンっと口を開けている。
「まあ確かに、メイミルの言うように刺客を送り込んでくるだろう。恐らくハ……カールディグスも、それを警戒して援軍を要請したのだろうな」
そうダギル学園長は言い目の前の者たちを順にみた。
「それとこのことは既に王室と上層部にも確認を取ってある」
ダギル学園長にそう言われ六人は安心し了承する。
そしてその後もダギル学園長は念入りに確認を取りながら話をしていたのだった。