謎の声の主が気づき監視する中リューセイは、光の声に言われるまま左手に描かれた魔法陣に右手を添える。
そして頭の中で、黒竜を倒せるぐらいのすごい剣と願いながら思い浮かべた。
すると左手の魔法陣が光りだし、添えている右手で剣を抜くようにイメージをする。
そのあと目がくらむような光が、辺り一面に魔法陣から放たれた。
それと同時に柄頭が右手にあたるのを感じ、おもむろにひき抜くと剣の形になっていく。
そして、完全に抜き構え直すと剣が大きくなる。
それを見て一瞬だけ驚いた。だがそのあと剣を見据える。
(ちょっと待て!? こんなに大きな剣。俺に使いこなせるのか? だけど、持った感じだと全然重くない。どうなっているんだ)
そう思っていると、その光の主がリューセイの耳元でささやいた。
『なかなか良い剣ですね。あとは、あなた自身の魔力と思いをその剣に注いでください。そのあと名前を付ければ完成です』
少し間を置くと、ふたたび話しだす。
『それとその剣の重さが感じないのは、もともとあなたの幻想から生みだされた剣だからです』
「そっか。……って! なんで口に出してないのに、」
『今は口を閉じてください。気づかれてしまいます。なぜ分かったのかは、あなたの脳内にアクセスし思考を探りながら話しているから』
そう言われリューセイは、納得しうなずいた。
『では話を続けますね』
そう言いその光の主は話し始める。
リューセイはその話を聞いていた。
(現実の世界でこの能力を使えば、かなりの体力を消耗する。それに、今の俺のレベルじゃ使いこなすのがやっと。
そのためにこの声の主が、さっきこの能力に条件を付与した。この世界でのみ、フルで使いこなせるようにと。
あと現実の世界では、いざという時に発動し使える。だけど体力は、体内にあるだけ消耗するのかぁ。
でも、扱えるレベルに達すれば。体力がわずかに消耗するものの、好きな時にこの能力が使えるとも言ってたな)
光の主の話を聞きながらリューセイは、いろいろと思考を巡らせる。
そうこうしていると黒竜が落ち着きを取り戻し、大きな口を開け自分の手に刺さった剣をくわえようとしていた。
『黒竜が、正気を取り戻しました。これは、急がなければなりませんね。では、その剣に思いと魔力を注ぎ命を吹き込んでください』
そう言われリューセイは、大剣を両手で握り締め目の前にかざしみつめる。
そしてその大剣に、自分の思いと魔力を注いだ。
(あとは名前だけかぁ。ん〜、幻想から生まれた剣。それに強そうな名だと。そうだ! あの本の勇者が持っていた剣に似た名前にしよう)
そう思い大剣を両手で掲げながら、
「幻ノ大剣エクニスカイザー!!!!!」
と大声で叫んだ。
それと同時に、剣全体が虹色にそまる。そしてまばゆい光を放ちその剣は、徐々に完全な姿へと形成された。
その剣が形成されると柄頭から刀身の途中まで、青、白、黒、紫、緑、五体の竜が四方八方に巻きついていく。
(よし! これならいける。あとは頭に浮かんだ技名を言えばいいんだよな)
『さらに良い剣になりましたね。では私は、いったん身を隠します』
そう言いその光の主は、パッとリューセイの目の前から姿をけす。
そしてリューセイは、エクニスカイザーを構え直すと黒竜を鋭い眼光でにらみ付けた。
そんな中謎の声の主は、その光景を目のあたりにし驚き何が起きているのかとさぐった。
そうこうしている内に、リューセイが大剣を完成させてしまい考えている余裕はないと判断する。
すると自分の魔法を付与し、さらに黒竜を強くした。
『これなら大剣を使う前にあの者を、』
そう言うとあたかも勝利したかのように、『アハハハ、』と高笑いする。
そしてその後リューセイと黒竜は、互いににらみ合っていたのだった。
そして頭の中で、黒竜を倒せるぐらいのすごい剣と願いながら思い浮かべた。
すると左手の魔法陣が光りだし、添えている右手で剣を抜くようにイメージをする。
そのあと目がくらむような光が、辺り一面に魔法陣から放たれた。
それと同時に柄頭が右手にあたるのを感じ、おもむろにひき抜くと剣の形になっていく。
そして、完全に抜き構え直すと剣が大きくなる。
それを見て一瞬だけ驚いた。だがそのあと剣を見据える。
(ちょっと待て!? こんなに大きな剣。俺に使いこなせるのか? だけど、持った感じだと全然重くない。どうなっているんだ)
そう思っていると、その光の主がリューセイの耳元でささやいた。
『なかなか良い剣ですね。あとは、あなた自身の魔力と思いをその剣に注いでください。そのあと名前を付ければ完成です』
少し間を置くと、ふたたび話しだす。
『それとその剣の重さが感じないのは、もともとあなたの幻想から生みだされた剣だからです』
「そっか。……って! なんで口に出してないのに、」
『今は口を閉じてください。気づかれてしまいます。なぜ分かったのかは、あなたの脳内にアクセスし思考を探りながら話しているから』
そう言われリューセイは、納得しうなずいた。
『では話を続けますね』
そう言いその光の主は話し始める。
リューセイはその話を聞いていた。
(現実の世界でこの能力を使えば、かなりの体力を消耗する。それに、今の俺のレベルじゃ使いこなすのがやっと。
そのためにこの声の主が、さっきこの能力に条件を付与した。この世界でのみ、フルで使いこなせるようにと。
あと現実の世界では、いざという時に発動し使える。だけど体力は、体内にあるだけ消耗するのかぁ。
でも、扱えるレベルに達すれば。体力がわずかに消耗するものの、好きな時にこの能力が使えるとも言ってたな)
光の主の話を聞きながらリューセイは、いろいろと思考を巡らせる。
そうこうしていると黒竜が落ち着きを取り戻し、大きな口を開け自分の手に刺さった剣をくわえようとしていた。
『黒竜が、正気を取り戻しました。これは、急がなければなりませんね。では、その剣に思いと魔力を注ぎ命を吹き込んでください』
そう言われリューセイは、大剣を両手で握り締め目の前にかざしみつめる。
そしてその大剣に、自分の思いと魔力を注いだ。
(あとは名前だけかぁ。ん〜、幻想から生まれた剣。それに強そうな名だと。そうだ! あの本の勇者が持っていた剣に似た名前にしよう)
そう思い大剣を両手で掲げながら、
「幻ノ大剣エクニスカイザー!!!!!」
と大声で叫んだ。
それと同時に、剣全体が虹色にそまる。そしてまばゆい光を放ちその剣は、徐々に完全な姿へと形成された。
その剣が形成されると柄頭から刀身の途中まで、青、白、黒、紫、緑、五体の竜が四方八方に巻きついていく。
(よし! これならいける。あとは頭に浮かんだ技名を言えばいいんだよな)
『さらに良い剣になりましたね。では私は、いったん身を隠します』
そう言いその光の主は、パッとリューセイの目の前から姿をけす。
そしてリューセイは、エクニスカイザーを構え直すと黒竜を鋭い眼光でにらみ付けた。
そんな中謎の声の主は、その光景を目のあたりにし驚き何が起きているのかとさぐった。
そうこうしている内に、リューセイが大剣を完成させてしまい考えている余裕はないと判断する。
すると自分の魔法を付与し、さらに黒竜を強くした。
『これなら大剣を使う前にあの者を、』
そう言うとあたかも勝利したかのように、『アハハハ、』と高笑いする。
そしてその後リューセイと黒竜は、互いににらみ合っていたのだった。