私は普通の高校生三年生のはずだった。ある日のことである。「あなたは腫瘍を、患っています。」と医者に言われた。それから1週間が経つ。「光莉!」「光莉!!」と起こされる。今日は体が重く「学校に行きたくないな〜」と思いながら朝ごはんを食べ身支度に入り玄関を出ようとしたころである。右ポケットに入っていたスマホが「ブー」「ブー」と音を鳴らした。幼馴染みである優希くんだった。「今日の時間割教えてー」私は返す気じゃなかったので無視した。「おーい無視すんなよー!」とスタンプが続けて送られてきてスマホが悲鳴をあげるかのように「ブーブー」言っいた。そんな彼はお茶目だ。だが、いいとこがある。それは彼の優しさだった。私はその優しさに惹かれたのだろうか。今日の授業はどれもつまらなく窓に映し出された風景を眺めていた。「光莉!おい、聞いてんのかー?」と先生にこの問題を答えろ!と言われ「分かりません!」と言うとクラスのひと達に嘲笑された。そうすると隣の席の優希くんが「この答え1059だよ。」と教えてくれた。彼はやけに頭もよく少し羨ましかった。時間が過ぎていき放課後の時間となった私は今日 優希くんと遊ぶ約束をしていた。彼との待ち合わせの場所である図書館へと向かう途中であった...「光莉!!」「光莉!!!」私を呼ぶ声が聞こえ目を開け「ここはどこ?」と私は言い 「ここは病院だ」と彼は答えた。あの時 私は激しい目眩と激しい頭痛に襲われ恐らく ここへ来たのだろう。時間の針を見ると夜7時を超えていた。「お前、俺になんか隠してることあるだろ!」と言われた。私は彼に心配されたくなかったのでこの秘密を言わなかったが明かすことになった。「私ね、悪性腫瘍なの...」彼はその言葉を聞き空いた口がそのままになっていた。私が彼の顔を見れなくなり視線を下に向けると頭の上に温もりを感じた。恐る恐る視線を上に戻すと、彼の手が添えられていた。「光莉、辛かっただろう。気づいて上げられんくて、ごめんな。」と言われ、私のスカートに涙が落ちた。「なんで、」「なんで、」「私なの」「神様なんて居ないじゃん」と思った。私はこの後も、病院に入院することになった。その夜は眠れなかった。それ以来 彼は毎日という程 会いに来てくれた。入院して1週間が経つ日のことだった。「今度さ、遊びに行かない??」誘ってくれたのは優希くんだった。私は「この体では無理だよ。」と言った。「医者説得させたら余裕っしょ!」「俺が説得させるわ!」彼は医者を説得させ1日だけ遠出をしていいよと許可を出した。
「私、動物園に行きたい!」「あぁ、当たり前だろ」「連れてってやるよ」私と優希くんは今週の土曜日に動物園へ行く事を約束した。-土曜日-「動物園までバスに乗ろう!」彼は私の手を引っ張りバス停へと案内した。「ガタゴト」「ガタゴト」バスで揺られた体が彼に当たり少し恥ずかしかった。「さぁ着いたぞ!」ここの動物園は病院から離れておりバスで1時間かかる。「なぁ、どっからまわる?」「順番に回ろ」順番に周り休憩にふれあい広場へと寄った。そこには、ハムスター、うさぎなどがいる。「なぁ〜ハムスターって小さくて可愛いよな〜」彼の言葉に私は「優希くんの方が可愛いよ」と心の中で思っていた。休憩を終えふれあい広場を出ると亀のコーナーが広がっていた。「亀っていいよな〜」「え?なんで??」「だってさ、200年生きれるんだぜ」私は彼の言葉が心にささった。医者が私に「貴方の余命は1年程といった所でしょう。」と宣告され約6ヶ月が過ぎていた。つまり私は生きれても後、半年しか生きれない。あのころの私は自分が病気を患っていると信じられずに居たが今でなるとこれが現実なんだと思う。「ぼっ〜としてるけど気分悪いんか?」「いや、ちょっと眠くなってきただけだよ。」「じゃあ帰ろうか。」と彼が言い出口の方へと向かった。「ねぇ、ちょっとここ寄っていい?」「あぁ〜ええぜ」出口の横にあるグッズ屋さんに寄った。「このネックレス買いたいのか?」それはうさぎのネックレスだった。「ううん、ちょっと見てただけだよ。」私は本当は欲しかったが、それは高校生からすると財布に痛い値段だった。出口をら出てバス停を目指す。「ガタゴト」「ガタゴト」私は疲れた体を休め寝ていた。「おーい起きろ〜」私は目を覚ますと彼の肩に頭を乗せていて、あまりの恥ずかしさに すぐさま体を起こした。彼は私を病室に送った後 手を振って照らされた道を歩いていった。「おはよう」私は毎日過ごす病院に慣れてきた。今となっては家よりも心地よい感じがする。この静かさと病院独特の匂い今となっては慣れてきたものだ。私の家族構成は弟2人に母、父の5人家族である。家では毎日 弟2人が喧嘩しており、うるさかった。それに比べ病院は時々ナースコールの音が鳴るぐらいで殆ど静かな時間が流れている。
「ブルブル」スマホが震えた。確認してみると、優希くんからだった。「昨日は楽しかったね〜 また今度カフェでも行こーぜ。」「いいよ!駅前のカフェ新しく出来たからそこ行きたい!!」だが、この日が来る事は無かった。「おーい光莉?」「死ぬなんて早いぞ?」私は連絡をした日の夜、突然 激しい目眩により倒れてしまった。- 優希、、光莉の母から電話が、 「もしもし光莉の母ですけど、」俺は嫌な予感が指した。「はい、」「実は昨日 光莉が倒れまして今も尚息を取り戻さないの、」「、、、」「光莉は幼稚園の頃からあなたの事が好きだったのよ。」「、、」「優希さんの事を毎日報告してくれて私その光莉ちゃんを見てるだけで幸せだったの」その言葉を聞き思わず涙を流した。「そうなんですか、俺も昔から光莉のことを好きでした。毎日、毎日気づいたら目で追っていて気づいたら側にいてくれたのは光莉でした。」「俺、今から病院に向かいます!」「わかったわ」俺は急いで身支度を済ましバスで病院へと向かった「ガタゴト」揺れるバスの中 俺は光莉だけの事を考えた。なぜ、まだ余命は残ってるはずなのに死ぬなんてはぇーよ。ー病院に着いたー「光莉?」「目を覚ませよ」ひたすら彼女の名前を呼んだか目を覚ますことは無かった、俺は彼女の手を握り右頬に唇を当てた。冷たかった。「なんで、連絡してるとき元気そうだったじゃん!」だが彼女は連絡を返してるのもやっとだったのかも知れない、
医者と話しに行っていた母が光莉への病棟へと来た。「優希くん、貴方には本当にお世話りなったわ。どんな時にでもすぐ駆けつけて来てずっと側にいて彼女も幸せだったはずだよ。」光莉の母による一言に目が潤んだ。「これ、彼女から預かっている手紙よ。もしもの為に前々から書いていたらしい。」俺は彼女の母から手紙を受け取った。「ガサガサ」手紙の封筒を破り中身を見た。「優希君へ、優希君は幼稚園からの付き合いだったよね、それから毎日が楽しくて辛くても悲しくても、ずっと側にいてくれたのは優希君だったよ!私はいつ発動するか分からない時限爆弾を背よっていて正直、優希君が離れていくと思ったけど、君はやっぱり優しいから【ずっと君の味方だよ】って言ってくれた時、私の心は既に爆発していたかもね笑 私が入院しても毎日来てくれて動物園にも行っくれてこの日がずっと続けばいいと思ってた。私も亀みたいに寿命が長ければいいのにってずっと思ってたよ。だから母にね、ずっと【なんで私なの?神なんていないじゃん】って言ってたの笑 でもね優希君のおかげでどんなことも乗り越える気がしていた。だけど実際、死ぬのは怖いし恐ろしいよ。もっと優希くんと一緒に居たいよって思っていたのかもしれないね。けど、どんどん朝を迎えるにつれ怖くなっていたよ。もうすぐで旅立ってしまう、優希君の顔が見れなくなるとか日々日々思っていたんだよ。けれど君がこの手紙を読んでいるってことはさ私はあの日君に教えてもらった答えの【1059(天国)】に居るのかもしれないね笑 弱かった自分をここまで強くしてくれたのも 1人ではなく一緒にいてくれた君のおかげだよ、ありがとう。私ねはっきりと言って無かったと思うけど優希くんの事好きだよ!【世界で1番、いや、宇宙一 愛してる!!】ちょっとおおげさ過ぎたかな?笑 最後になるけどホントに今まで、こんな私と一緒に付いてきてくれてありがとう!!これからは遠く離れしまうけど、この先もずっーと一緒だよ!! 光莉より」 俺はこの手紙を読み終え服の襟が濡れていたことに気づく。恐らく涙が服に滲んだのだろう。光莉の真っ直ぐな思いが優希の心を貫いた。「なんで、なんで俺じゃなくて光莉なんだよ!」と心の中で悔しがった。ーあれから3年ー 俺は大学生となり毎日、学校の帰り道にお墓に寄っては彼女の好きだった花「ストック」を添えている。この花の花言葉の通り俺たちは「永遠の愛の絆で結ばれている」3年経った今でも彼女はきっと天から俺を応援しているはずだ!彼女の分も俺が絶対に永く生きてみせる!「また、会う日が来るまでずっと待っていて!」と俺は彼女のお墓に手を合わせた END.
「私、動物園に行きたい!」「あぁ、当たり前だろ」「連れてってやるよ」私と優希くんは今週の土曜日に動物園へ行く事を約束した。-土曜日-「動物園までバスに乗ろう!」彼は私の手を引っ張りバス停へと案内した。「ガタゴト」「ガタゴト」バスで揺られた体が彼に当たり少し恥ずかしかった。「さぁ着いたぞ!」ここの動物園は病院から離れておりバスで1時間かかる。「なぁ、どっからまわる?」「順番に回ろ」順番に周り休憩にふれあい広場へと寄った。そこには、ハムスター、うさぎなどがいる。「なぁ〜ハムスターって小さくて可愛いよな〜」彼の言葉に私は「優希くんの方が可愛いよ」と心の中で思っていた。休憩を終えふれあい広場を出ると亀のコーナーが広がっていた。「亀っていいよな〜」「え?なんで??」「だってさ、200年生きれるんだぜ」私は彼の言葉が心にささった。医者が私に「貴方の余命は1年程といった所でしょう。」と宣告され約6ヶ月が過ぎていた。つまり私は生きれても後、半年しか生きれない。あのころの私は自分が病気を患っていると信じられずに居たが今でなるとこれが現実なんだと思う。「ぼっ〜としてるけど気分悪いんか?」「いや、ちょっと眠くなってきただけだよ。」「じゃあ帰ろうか。」と彼が言い出口の方へと向かった。「ねぇ、ちょっとここ寄っていい?」「あぁ〜ええぜ」出口の横にあるグッズ屋さんに寄った。「このネックレス買いたいのか?」それはうさぎのネックレスだった。「ううん、ちょっと見てただけだよ。」私は本当は欲しかったが、それは高校生からすると財布に痛い値段だった。出口をら出てバス停を目指す。「ガタゴト」「ガタゴト」私は疲れた体を休め寝ていた。「おーい起きろ〜」私は目を覚ますと彼の肩に頭を乗せていて、あまりの恥ずかしさに すぐさま体を起こした。彼は私を病室に送った後 手を振って照らされた道を歩いていった。「おはよう」私は毎日過ごす病院に慣れてきた。今となっては家よりも心地よい感じがする。この静かさと病院独特の匂い今となっては慣れてきたものだ。私の家族構成は弟2人に母、父の5人家族である。家では毎日 弟2人が喧嘩しており、うるさかった。それに比べ病院は時々ナースコールの音が鳴るぐらいで殆ど静かな時間が流れている。
「ブルブル」スマホが震えた。確認してみると、優希くんからだった。「昨日は楽しかったね〜 また今度カフェでも行こーぜ。」「いいよ!駅前のカフェ新しく出来たからそこ行きたい!!」だが、この日が来る事は無かった。「おーい光莉?」「死ぬなんて早いぞ?」私は連絡をした日の夜、突然 激しい目眩により倒れてしまった。- 優希、、光莉の母から電話が、 「もしもし光莉の母ですけど、」俺は嫌な予感が指した。「はい、」「実は昨日 光莉が倒れまして今も尚息を取り戻さないの、」「、、、」「光莉は幼稚園の頃からあなたの事が好きだったのよ。」「、、」「優希さんの事を毎日報告してくれて私その光莉ちゃんを見てるだけで幸せだったの」その言葉を聞き思わず涙を流した。「そうなんですか、俺も昔から光莉のことを好きでした。毎日、毎日気づいたら目で追っていて気づいたら側にいてくれたのは光莉でした。」「俺、今から病院に向かいます!」「わかったわ」俺は急いで身支度を済ましバスで病院へと向かった「ガタゴト」揺れるバスの中 俺は光莉だけの事を考えた。なぜ、まだ余命は残ってるはずなのに死ぬなんてはぇーよ。ー病院に着いたー「光莉?」「目を覚ませよ」ひたすら彼女の名前を呼んだか目を覚ますことは無かった、俺は彼女の手を握り右頬に唇を当てた。冷たかった。「なんで、連絡してるとき元気そうだったじゃん!」だが彼女は連絡を返してるのもやっとだったのかも知れない、
医者と話しに行っていた母が光莉への病棟へと来た。「優希くん、貴方には本当にお世話りなったわ。どんな時にでもすぐ駆けつけて来てずっと側にいて彼女も幸せだったはずだよ。」光莉の母による一言に目が潤んだ。「これ、彼女から預かっている手紙よ。もしもの為に前々から書いていたらしい。」俺は彼女の母から手紙を受け取った。「ガサガサ」手紙の封筒を破り中身を見た。「優希君へ、優希君は幼稚園からの付き合いだったよね、それから毎日が楽しくて辛くても悲しくても、ずっと側にいてくれたのは優希君だったよ!私はいつ発動するか分からない時限爆弾を背よっていて正直、優希君が離れていくと思ったけど、君はやっぱり優しいから【ずっと君の味方だよ】って言ってくれた時、私の心は既に爆発していたかもね笑 私が入院しても毎日来てくれて動物園にも行っくれてこの日がずっと続けばいいと思ってた。私も亀みたいに寿命が長ければいいのにってずっと思ってたよ。だから母にね、ずっと【なんで私なの?神なんていないじゃん】って言ってたの笑 でもね優希君のおかげでどんなことも乗り越える気がしていた。だけど実際、死ぬのは怖いし恐ろしいよ。もっと優希くんと一緒に居たいよって思っていたのかもしれないね。けど、どんどん朝を迎えるにつれ怖くなっていたよ。もうすぐで旅立ってしまう、優希君の顔が見れなくなるとか日々日々思っていたんだよ。けれど君がこの手紙を読んでいるってことはさ私はあの日君に教えてもらった答えの【1059(天国)】に居るのかもしれないね笑 弱かった自分をここまで強くしてくれたのも 1人ではなく一緒にいてくれた君のおかげだよ、ありがとう。私ねはっきりと言って無かったと思うけど優希くんの事好きだよ!【世界で1番、いや、宇宙一 愛してる!!】ちょっとおおげさ過ぎたかな?笑 最後になるけどホントに今まで、こんな私と一緒に付いてきてくれてありがとう!!これからは遠く離れしまうけど、この先もずっーと一緒だよ!! 光莉より」 俺はこの手紙を読み終え服の襟が濡れていたことに気づく。恐らく涙が服に滲んだのだろう。光莉の真っ直ぐな思いが優希の心を貫いた。「なんで、なんで俺じゃなくて光莉なんだよ!」と心の中で悔しがった。ーあれから3年ー 俺は大学生となり毎日、学校の帰り道にお墓に寄っては彼女の好きだった花「ストック」を添えている。この花の花言葉の通り俺たちは「永遠の愛の絆で結ばれている」3年経った今でも彼女はきっと天から俺を応援しているはずだ!彼女の分も俺が絶対に永く生きてみせる!「また、会う日が来るまでずっと待っていて!」と俺は彼女のお墓に手を合わせた END.