「このくそミミックが!俺の宝箱を返せ!」



俺が【ファイヤーボール】でミミックを打ちぬた。



「ぎゅえぇ」



ミミックが倒れると口の中からぺっ、と刀と液体が入った瓶を吐き出した。



「え?ミミックってなんも落とさないんじゃないの?鑑定してみるか【簡易鑑定】



              ~鑑定結果~

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種族 魔物

区別名 ミミック

レベル:7

筋力:40

スピード:80

魔力:10

防御力:5



宝箱に変装している魔物で、普通の魔物より強いが、倒せば元の宝箱以上のものが受け取れる。

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「え?ミミック最高じゃね?...ミミックありがとう!糞とか言ってごめん!だからもっと出てきてもいいよ。というか出てきやがれ!」



手のひらがドリルになっちゃった。



「で、この刀と液体はなんだ?【簡易鑑定】」

『エラー。鑑定のレベルが足りません。一部の文字が表示されません』



              ~鑑定結果~

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名前 呪 ??の刀

品質 ??

レベル ??



この刀に切られた者の怨念が宿っている。その怨念は呪いとなって使用者を貪るだろ

う。

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名前 女神のポーション

品質 ???



どんな呪いでも浄化するだろう。それは、生物の怨念でも...

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「...これこの刀に女神のポーションを使えってことだよね?一緒に出てきたし、そもそもこの刀呪われてて使えないし...もったいない気もするけど、えい!」



俺は刀を鞘から抜き、女神のポーションをぶっかけた。すると、刀から「じゅわぁぁ」という音が出て、もともと黒かった刀身がちょっと薄まって黒蝋色になった。



「おお!これは浄化されたってことかな?」



俺がこの刀を手に取ると少し体が軽くなった。



「なんか力が湧いてくる!これめっちゃ強そうな刀だな。でも使い方がわからないな。」



俺は適当に刀を振ってみる。すると次に何をしたらいいかのイメージがわいてきた。



「あれ?俺って刀って使えないはずだよな...もしかして!【ステータス】」



             ~ステータス~



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名前:鈴木優斗        

レベル:7

筋力:60

スピード:120

魔力:45/70

防御力:45

スキル:封 やり直し…すべての時間を巻き戻す。対象者以外の記憶は消える。

    巻き戻し…やり直しの派生スキル。時間を少し巻き戻す

     簡易鑑定Lv2…簡易的にいろんなものを鑑定することができる

     洗浄Lv1…いろんなものをきれいに洗浄することができる

     初級魔法Lv2…初歩的な魔法を使うことができる

    アイテムボックスLv2…ものを収納できる。中に入ってるものは時間経過をしない

 NEW 剣術Lv1…剣や刀の扱いを補正する。レベルは熟練度と比例する

称号:人類初のダンジョン入場者。レベルが上がりやすくなる

持ち物

ダンジョン入場パス(赤)

魔石(I)×2

呪 ??の刀(?)

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「刀持っただけなのにスキルキター!!」



刀を持っただけでもスキルもらえることあるんだな。



「これで魔法以外で戦う手段もできたな。まだ魔力も残ってることだし先に進むか。」



俺が先に進むと大きな壁があり、その真ん中に人が横に5人ぐらい並んだような大きさの扉があった。