【私がほしい答え】




 「ねぇ、もし私が死んだらどうする?」

あなたはいつも、私がほしい答えをくれない。私のことを何もわかっていない。どうして?私はずっと私のことを伝えているのに。わかろうとしてくれない。私のこと本当に大切なら私のほしい答えをちょうだいよ。 私のお願い聞いてよ。安心できないよ。



 「ねぇ、もし私が死んだらどうする?」

彼女はいつもの質問をする。俺もいつもの回答をする。彼女がほしい答えは知っている。わかりきっている。でも俺はそれを口にするのすらも嫌悪してしまう。だからいつも本音を答える。申し訳ないが、君のそのお願いは聞けないな。
「君が死んでも、君だけを想ってるよ。」