「っつ」
やばい。発作がきた。この痛み15歳になってもか。いっそ死のうかな。ちょうど手に持っていたカッターナイフで自分の手首を切ろうとした時ふと思ったいや思い出したある女の子を…
次に気がついた時僕は病院の白いベッドの上に寝かされていた。ああまた入院か。そして
「死にきれなかったか」包帯が巻いてあるから血は出たと思うけど…情けないでも
あの女の子はたしか昔よく遊んでた子で…
途中で発作起こして倒れて泣かせちゃったけ
名前はたしか絵馬だ
「もう一度会いたいな」
口から言葉が漏れたそこでちょうど
コンコンコン
タイミングを見計らったように誰か来た
「星屑さんいいですか?」
「はい」
入ってきたのは医者だった
「起きたんだね」
「はい。ついさっき」
「毎回だけど君今回もまた1週間寝たままだったよ」
あーまたかぁ今日何日だ?まぁ今回はマシな方か。長い時は2、3週間はおきないしな。気づいたら月が変わってたことがあったし
「またやっちゃっいましたか」
「で。1週間寝てたけど、お腹が空いてない?」
「ん、すごく空いてます」
「君は病気だけどどこも悪くないから好きなのを食べていいよ。というか今日健診したら帰っていいよ」
「はい」
いつものことだけど
しばらく発作起きなくていいのに
健診を終えて帰ろうとした時呼び止められた。
「星屑さんもしかしたら近いうちに治療法見つかるかも、だって」
「伝えてくれてありがとうございます」
近いうちに、ねぇ
「母さんただいまご飯ある?」
「あぁ真もう大丈夫なの?」
「うん」
「ご飯ならあるわよ」
はわぁー僕の好きなやつだぁ
あっ。そういやこの手首のことなにも言われなかったな。
包帯とってみようかな
シュルシュル
…横に2本縦に1本深い切り傷
治らなそう?…うん。
見なかったいや見えなかったことにしよう。うん
包帯のかえがないから明日は長袖着よう。
まぁこの傷以外いつも通りだ
次の日
「ん」
「ーっ」
今日は学校行けるかな。3年間の中学もまともに行かないままそろそろあと半年ないな
「真。起きなさい」
「もう起きてる」
「そんなのんびりしてていいの?発作から2週間たってないから走れないでしょ。バスあと10分よ」
やばい。発作は体力2週間分くらい持っていくんだ
「いってきます」
バス停まで徒歩3分。ギリギリセーフ。でも今日はいつもの人以外もいる。無理つかれた。混んでて椅子に座れない。
そしたら声をかけられた。
「あのっ。間違ってたらすみません。君、星屑真ですよね」
って小さな声で言われた
「はい。そうですけど?」
語尾にハテナがついた
「私のこと覚えていますか?真くん。私は月城…」
「あっ!絵馬」
僕のこと真くんって呼ぶ人絵馬しかいない
「覚えていた。よかった」
「で?絵馬なんでこのバスに?」
「えっとぉここに引っ越してきました。と言っても真くんの家からバス停4、5くらい戻ったとこらへん」
「へぇ中学どうするの?」
「制服見て」
僕と同じ!?細見中!?
「同じ…」
口から出るのはそれだけだ
そして絵馬からそんなことを言われた
「今日の放課後中学近くの公園で」
は?
「またあとで」
そこは徒歩10分だよ。いま僕走れない。
放課後
ゼェハァゼェハァ…
「やっと…ついた…」
今発作起きたらこれ死ぬームリ…
「あっ真くんの方が先だったか」
「今…ついた…ばっかりだよ…」
「めっちゃ疲れてるじゃん」
「それは置いといて何?」
「呼んだ理由は…」
絵馬は深く呼吸して
「真くん好きです!付き合ってください?」
語尾にクエスチョン!
というか
「はい?」
「何嘘言ってるの?」
「私は本気だよっ!」
んータイムリミットあるしなー
まぁ絵馬が喜ぶなら
「いいよ」
「やったあ!ありがと。真くん」
でも長くても2年。でも医者が言うには…
昨日の健診で言われた。
「君もう15歳だね」
「はい。おかげさまで」
「じゃあ君の余命について、話そう。君はあと長くて2年だね。でも多分最後の1年はずっと発作が起きて昏睡状態か寝たきりずっと気絶してて起きれないと思う起きれても365日のうち50日起きれるかどうか…あと1年大切に。今は大丈夫だから」
なんで言われた。せっかくあえたのに
「じゃあ明日土曜日だから。遊びに行こっ」
「あまり激しくないところで」
「じゃあ水族館いこう糸川のっ!」
「わかったよ」
その夜
僕の体には異変があった。浅く発作がありトイレに行って吐いた母さんにバレないように始末して薬をのんで寝た
明日治ってますように。
朝
僕は自分の部屋にある体温計で熱を測った。37.5度微熱。いける。慣れてるから
「母さんいってきます」
「いってらっしゃい」
1日我慢。絵馬にバレなければ。
「絵馬おはよう」
「真くん早くっ!中にはいろっ!」
「はいはい」
楽しそうだよかった
「真くんみてくらげっ!」
「ぷよぷよしてる」
実は僕水族館来るのは2度目だ…
「真くんみているか!」
「真くん真くん綺麗だよ。」
「っキレイだね」
つらい…そろそろ無理かな
「真くんお土産みて、帰ろうか」
そこで僕は絵馬とお揃いでくらげのキーホルダーを買った。
その夜
僕は熱が39度まで上がり発作を起こして気絶した。
僕が起きたのは9日後だったらしい。
絵馬と学校には海外にいる友人の葬式だと言った
今回は熱もあり医者 楠が言うには死にかけたらしい
治ったのは3日後だった
それから1ヶ月2ヶ月半年と時は過ぎた
絵馬とのデート中、絵馬が倒れた。
僕ではなく絵馬がこれじゃ昔と逆だ
絵馬はその記憶を無くしている。案外好都合だったけど、これは?
絵馬が倒れて3日後
絵馬が事情を話してくれた
絵馬は病気であと1週間で死ぬのだとか
僕はまだなのに
その時着信音が鳴った
「もしもし星屑くん?延命治療の治療法みつかったよ。でもね10人中9人が後遺症が残るんだって」
なんでいまなんだよ
「かんがえといてね」
電話が切れた
なんで今。確かに今しないとあと2ヶ月で1年を切る。でも今本当にやらなきゃいけないことは…
「ねぇ絵馬聞こえる?」
「うん。聞こえてるよ」
「最後にしたいこと…ある?」
「うん。あるよ。真くんと一緒に海に行きたかった」
「じゃあ行こう海」
「でも今秋だよ。来年の夏じゃなきゃ」
「今はほとんどしまってるけど、見るだけで、貝を拾うだけなら大丈夫。行こう絵馬」
「うん!」
「じゃあ病院ぬけだそう」
自分がこんなことをするなんて、考えてもいなかったことだ
電車に乗ってバスに乗る。
海に着いたときは夕暮れだった。
「綺麗だね」
「そうだね」
「もっと朝から見たかったな。次は。ってもう叶わないけど」
僕は絵馬のそんな願い事も叶えてあげられないんだ
夜になったら星が綺麗だった
「帰ろうか」
「寒い」
「そうだね」
病院に着いたときは真っ暗だった
絵馬は寝てた
こっそり忍び込んで元から寝てたようにした。明日事件になってませんように
「絵馬おやすみ。また明日」
次の日
電話で絵馬が寝たきりになったと知った
次の日
絵馬が死んだ
「ごめん」
絵馬の最後の言葉何も聞いてない
って思ってたら絵馬のお母さんから手紙を渡された。
真くんへ
私の最後のわがままに付き合ってくれてありがと。
これを読んでるって事は私は死んだんだね。
真くん病気大丈夫?
私は忘れてなんていないよ
真くんとは病気のない、元気な関係でいたかった。倒れるまえに別れる予定だったんだけどね。楽しくて…
でも本当に真くんのこと好きだったよ。
海連れてってくれてありがとう
これは私からのプレゼント。
延命治療受けてね
絵馬より
プレゼントは貝だった。全てを見透かすような透き通った青色の貝。
「ありがとう絵馬。でも僕は延命治療受けないよ。今から死ぬんだ…」
はぁー。絵馬の溜息が聞こえた気がした
「ダーメ」
最後まで頑張って真くん
死のうとした最初と最後が一緒なんて…
大変だったけど楽しかったかな
その夜
僕は発作を起こした。今までにないくらいの激痛が走りそのまま昏睡状態になった。
3ヶ月後
死んだ
「君の最後にいいたかったことはちゃんと届いたよ」
空の遙かなたで2人は真と絵馬は微笑んだ。
やばい。発作がきた。この痛み15歳になってもか。いっそ死のうかな。ちょうど手に持っていたカッターナイフで自分の手首を切ろうとした時ふと思ったいや思い出したある女の子を…
次に気がついた時僕は病院の白いベッドの上に寝かされていた。ああまた入院か。そして
「死にきれなかったか」包帯が巻いてあるから血は出たと思うけど…情けないでも
あの女の子はたしか昔よく遊んでた子で…
途中で発作起こして倒れて泣かせちゃったけ
名前はたしか絵馬だ
「もう一度会いたいな」
口から言葉が漏れたそこでちょうど
コンコンコン
タイミングを見計らったように誰か来た
「星屑さんいいですか?」
「はい」
入ってきたのは医者だった
「起きたんだね」
「はい。ついさっき」
「毎回だけど君今回もまた1週間寝たままだったよ」
あーまたかぁ今日何日だ?まぁ今回はマシな方か。長い時は2、3週間はおきないしな。気づいたら月が変わってたことがあったし
「またやっちゃっいましたか」
「で。1週間寝てたけど、お腹が空いてない?」
「ん、すごく空いてます」
「君は病気だけどどこも悪くないから好きなのを食べていいよ。というか今日健診したら帰っていいよ」
「はい」
いつものことだけど
しばらく発作起きなくていいのに
健診を終えて帰ろうとした時呼び止められた。
「星屑さんもしかしたら近いうちに治療法見つかるかも、だって」
「伝えてくれてありがとうございます」
近いうちに、ねぇ
「母さんただいまご飯ある?」
「あぁ真もう大丈夫なの?」
「うん」
「ご飯ならあるわよ」
はわぁー僕の好きなやつだぁ
あっ。そういやこの手首のことなにも言われなかったな。
包帯とってみようかな
シュルシュル
…横に2本縦に1本深い切り傷
治らなそう?…うん。
見なかったいや見えなかったことにしよう。うん
包帯のかえがないから明日は長袖着よう。
まぁこの傷以外いつも通りだ
次の日
「ん」
「ーっ」
今日は学校行けるかな。3年間の中学もまともに行かないままそろそろあと半年ないな
「真。起きなさい」
「もう起きてる」
「そんなのんびりしてていいの?発作から2週間たってないから走れないでしょ。バスあと10分よ」
やばい。発作は体力2週間分くらい持っていくんだ
「いってきます」
バス停まで徒歩3分。ギリギリセーフ。でも今日はいつもの人以外もいる。無理つかれた。混んでて椅子に座れない。
そしたら声をかけられた。
「あのっ。間違ってたらすみません。君、星屑真ですよね」
って小さな声で言われた
「はい。そうですけど?」
語尾にハテナがついた
「私のこと覚えていますか?真くん。私は月城…」
「あっ!絵馬」
僕のこと真くんって呼ぶ人絵馬しかいない
「覚えていた。よかった」
「で?絵馬なんでこのバスに?」
「えっとぉここに引っ越してきました。と言っても真くんの家からバス停4、5くらい戻ったとこらへん」
「へぇ中学どうするの?」
「制服見て」
僕と同じ!?細見中!?
「同じ…」
口から出るのはそれだけだ
そして絵馬からそんなことを言われた
「今日の放課後中学近くの公園で」
は?
「またあとで」
そこは徒歩10分だよ。いま僕走れない。
放課後
ゼェハァゼェハァ…
「やっと…ついた…」
今発作起きたらこれ死ぬームリ…
「あっ真くんの方が先だったか」
「今…ついた…ばっかりだよ…」
「めっちゃ疲れてるじゃん」
「それは置いといて何?」
「呼んだ理由は…」
絵馬は深く呼吸して
「真くん好きです!付き合ってください?」
語尾にクエスチョン!
というか
「はい?」
「何嘘言ってるの?」
「私は本気だよっ!」
んータイムリミットあるしなー
まぁ絵馬が喜ぶなら
「いいよ」
「やったあ!ありがと。真くん」
でも長くても2年。でも医者が言うには…
昨日の健診で言われた。
「君もう15歳だね」
「はい。おかげさまで」
「じゃあ君の余命について、話そう。君はあと長くて2年だね。でも多分最後の1年はずっと発作が起きて昏睡状態か寝たきりずっと気絶してて起きれないと思う起きれても365日のうち50日起きれるかどうか…あと1年大切に。今は大丈夫だから」
なんで言われた。せっかくあえたのに
「じゃあ明日土曜日だから。遊びに行こっ」
「あまり激しくないところで」
「じゃあ水族館いこう糸川のっ!」
「わかったよ」
その夜
僕の体には異変があった。浅く発作がありトイレに行って吐いた母さんにバレないように始末して薬をのんで寝た
明日治ってますように。
朝
僕は自分の部屋にある体温計で熱を測った。37.5度微熱。いける。慣れてるから
「母さんいってきます」
「いってらっしゃい」
1日我慢。絵馬にバレなければ。
「絵馬おはよう」
「真くん早くっ!中にはいろっ!」
「はいはい」
楽しそうだよかった
「真くんみてくらげっ!」
「ぷよぷよしてる」
実は僕水族館来るのは2度目だ…
「真くんみているか!」
「真くん真くん綺麗だよ。」
「っキレイだね」
つらい…そろそろ無理かな
「真くんお土産みて、帰ろうか」
そこで僕は絵馬とお揃いでくらげのキーホルダーを買った。
その夜
僕は熱が39度まで上がり発作を起こして気絶した。
僕が起きたのは9日後だったらしい。
絵馬と学校には海外にいる友人の葬式だと言った
今回は熱もあり医者 楠が言うには死にかけたらしい
治ったのは3日後だった
それから1ヶ月2ヶ月半年と時は過ぎた
絵馬とのデート中、絵馬が倒れた。
僕ではなく絵馬がこれじゃ昔と逆だ
絵馬はその記憶を無くしている。案外好都合だったけど、これは?
絵馬が倒れて3日後
絵馬が事情を話してくれた
絵馬は病気であと1週間で死ぬのだとか
僕はまだなのに
その時着信音が鳴った
「もしもし星屑くん?延命治療の治療法みつかったよ。でもね10人中9人が後遺症が残るんだって」
なんでいまなんだよ
「かんがえといてね」
電話が切れた
なんで今。確かに今しないとあと2ヶ月で1年を切る。でも今本当にやらなきゃいけないことは…
「ねぇ絵馬聞こえる?」
「うん。聞こえてるよ」
「最後にしたいこと…ある?」
「うん。あるよ。真くんと一緒に海に行きたかった」
「じゃあ行こう海」
「でも今秋だよ。来年の夏じゃなきゃ」
「今はほとんどしまってるけど、見るだけで、貝を拾うだけなら大丈夫。行こう絵馬」
「うん!」
「じゃあ病院ぬけだそう」
自分がこんなことをするなんて、考えてもいなかったことだ
電車に乗ってバスに乗る。
海に着いたときは夕暮れだった。
「綺麗だね」
「そうだね」
「もっと朝から見たかったな。次は。ってもう叶わないけど」
僕は絵馬のそんな願い事も叶えてあげられないんだ
夜になったら星が綺麗だった
「帰ろうか」
「寒い」
「そうだね」
病院に着いたときは真っ暗だった
絵馬は寝てた
こっそり忍び込んで元から寝てたようにした。明日事件になってませんように
「絵馬おやすみ。また明日」
次の日
電話で絵馬が寝たきりになったと知った
次の日
絵馬が死んだ
「ごめん」
絵馬の最後の言葉何も聞いてない
って思ってたら絵馬のお母さんから手紙を渡された。
真くんへ
私の最後のわがままに付き合ってくれてありがと。
これを読んでるって事は私は死んだんだね。
真くん病気大丈夫?
私は忘れてなんていないよ
真くんとは病気のない、元気な関係でいたかった。倒れるまえに別れる予定だったんだけどね。楽しくて…
でも本当に真くんのこと好きだったよ。
海連れてってくれてありがとう
これは私からのプレゼント。
延命治療受けてね
絵馬より
プレゼントは貝だった。全てを見透かすような透き通った青色の貝。
「ありがとう絵馬。でも僕は延命治療受けないよ。今から死ぬんだ…」
はぁー。絵馬の溜息が聞こえた気がした
「ダーメ」
最後まで頑張って真くん
死のうとした最初と最後が一緒なんて…
大変だったけど楽しかったかな
その夜
僕は発作を起こした。今までにないくらいの激痛が走りそのまま昏睡状態になった。
3ヶ月後
死んだ
「君の最後にいいたかったことはちゃんと届いたよ」
空の遙かなたで2人は真と絵馬は微笑んだ。