「岩瀬先生ってなんで先生になろうと思ったの?」
一人の生徒が僕に聞いてくる。
「大切な人との約束でね。それでこの学校のバスケ部顧問になったんだよ」
彼女と約束した通り、僕は自分が育った高校で、体育教師として、またバスケ部顧問として勤めることになった。
医療技術の発達により、僕の足も昔よりは全然動かせるようになった。
彼女が叶えられなかった教師という仕事を、僕はしっかりと行っている。
空の上から見ていて欲しい。
君がいなければ、今の僕はなかっただろう。
君のように明るく振る舞うような授業は僕にはできない。
だけど、僕は僕なりのやり方で、大切な生徒たちを育てていくよ。
僕は一歩ずつ進んでいく。
(完)
一人の生徒が僕に聞いてくる。
「大切な人との約束でね。それでこの学校のバスケ部顧問になったんだよ」
彼女と約束した通り、僕は自分が育った高校で、体育教師として、またバスケ部顧問として勤めることになった。
医療技術の発達により、僕の足も昔よりは全然動かせるようになった。
彼女が叶えられなかった教師という仕事を、僕はしっかりと行っている。
空の上から見ていて欲しい。
君がいなければ、今の僕はなかっただろう。
君のように明るく振る舞うような授業は僕にはできない。
だけど、僕は僕なりのやり方で、大切な生徒たちを育てていくよ。
僕は一歩ずつ進んでいく。
(完)