2人でいるのは楽しいけれど、内心ではこのままではいけないと気付いている。自分の生まれた事情も、自分の未来も分かっていて、それでもただ、ひたすらに相手の幸せを願う。……切ないですね。
それでも、決断し行動を起こした彼女は、とても強いし、お互いに間違いなく大切な友達なのだと思います。
自分も彼女のことを考えると、背中を押してもらえるような気がして、1歩を踏み出せる勇気が湧いてきそうです。
あと、待ち合わせのところで気付きましたが、この物語の語り部は彼女なんですね。
だから尚更、読み返してみて、2人の繋がりの強さを感じました。
叙述トリックが効いていて面白かったです。