「俺と並んだ時に丁度良いだろ?」

 玲紬さんはそう言いながら私の頭にポンッと手を置いてきた。

「!!?///////」

 突然のことにビックリして顔に熱がこもる。

 玲紬さんは昔からいつも突拍子もないことをしてくる。本当に心臓に悪い。

「あっ,そういえば」

 急に思い出したかのように玲紬さんは口を開く。

「1番言わなきゃいけないこと言うの忘れてたわ。高校合格と入学おめでとう。これからまたよろしくな」

 そう言って太陽のようにキラキラした笑顔をしていた。

「こちらこそよろしくね,玲紬さん!」