スープは季節柄か冷製スープで、甘味のある野菜のスープという感じで私は気に入った。
メインのお肉料理は、もうそれは舌がとろけるような脂身の強いお肉のステーキで、たまらなく美味しい!
ちょっと酸味の効いたソースがまたお肉と合っていた。
……なんて食事の思い出に浸っていた時に、ユリウス様が口を開く。
「レオ殿下、ユリエを元の世界に戻せるかもしれないというのは本当でしょうか?」
レオは一つ頷くと、テーブルにあった分厚い本をこちらに見せる。
またしても私には読めない文字で書かれているのだけど、なんとなく地下室の書庫にあった古い文献の文字とよく似ている。
「ユリエ、お前が聖女について探していた地下の書庫室にあった本だ」
どうやら私の予想は当たったらしく、私も調べていた書庫室の本の一つらしい。
レオは挟んでいた栞の部分を広げて、本の記述の一部分を指さす。
「これは元々王宮書記の記録で約100年前のものだが、ここを見てほしい」
私達は身を乗り出してその部分を見てみる。
「100年前の聖女の話ですか?」
「ああ」
メインのお肉料理は、もうそれは舌がとろけるような脂身の強いお肉のステーキで、たまらなく美味しい!
ちょっと酸味の効いたソースがまたお肉と合っていた。
……なんて食事の思い出に浸っていた時に、ユリウス様が口を開く。
「レオ殿下、ユリエを元の世界に戻せるかもしれないというのは本当でしょうか?」
レオは一つ頷くと、テーブルにあった分厚い本をこちらに見せる。
またしても私には読めない文字で書かれているのだけど、なんとなく地下室の書庫にあった古い文献の文字とよく似ている。
「ユリエ、お前が聖女について探していた地下の書庫室にあった本だ」
どうやら私の予想は当たったらしく、私も調べていた書庫室の本の一つらしい。
レオは挟んでいた栞の部分を広げて、本の記述の一部分を指さす。
「これは元々王宮書記の記録で約100年前のものだが、ここを見てほしい」
私達は身を乗り出してその部分を見てみる。
「100年前の聖女の話ですか?」
「ああ」