私は一睡もできないまま
起きた。
りくのお母さんは朝早く仕事に出かけるって
もういないみたい
昨日、頼まれた。りくのこと起こしてって。
私は寝室をでた。
カーテンを開けて外を見た。
外は雨の音がうるさかった
今日はなんか嫌な予感がするな。
私はりくを起こしに行った
「りくー。朝だよ。起きないの?」
私は叩いた
「朝って何時?」
りくが不機嫌そうに言った
「あんたが起きる時間、6時半でしょ?もう
6時半だよ」
りくがめをこすって時計を見た。
「まじじゃん…さんきゅー」
私は下に降りて準備をした
歯磨きをしながらテレビを付けた
天気予報。
「今週は天気が悪い日が続くでしょう。
今日は朝から雷注意報、
大雨警報がでております」
私はテレビを消した。
雨ってこんなに続くの…?
私はバックに全部入ってるか
確認しながら色々考え事をした。
そのとき階段から降りてくる音がした。
「未来ー。今日学校休みだってさ」
「え、なにそれ。私聞いてないけど」
りくがスマホを取り出した
「え…」
りくがスマホを見ながら固まった
「なに?」
「あ…いやなんでもない。ほら」
りくが学校からのメールを見せた
私は寝室にスマホを忘れたことに気づいた
「ほんとだ。ちょっとまって。
すまほ持ってくる」
私は急いで寝室まで行った
あのときなにしたんだろ。
寝室から戻ってきたらりくが
朝ご飯の用意をしていた
「毎日、りくが作るの?」
「いや、親が朝1から仕事の日だけ」
私はたまに親がいないってことが羨ましかった。
だって…【毎日】親がいない私だもん。
りくが作り終わって机の上に持ってきた。
「つーかお前朝飯は?俺、作る?」
「朝は毎日食べないの。」
りくがふーんと言った。
りくが座って食べ始めた
私はむかいの席に座って窓の外を見た。
「今日、暇だね」
「お前さ、勉強は?テスト来週だよ」
「あははは。やばいね」
忘れてた。
来週末テストじゃん……
ま、間に合うか
「お前の優等生もここまでか」
りくが茶化すように言った
「はぁー?頭は悪くたってね……
一応、優しい女の子なんだから」
りくは昔の私を知っている。
だからこそ…一緒にいたくない。
「そ、そうだな。ごちそうさま」
りくが食器を洗っている。
なんかすごい新鮮。
私はすまほをぱっとみた
時間は7時。
もう一睡するか。
私はりくのソファーに行った
寝ようとしたときりくが来た
「お前スマホなったぞ」
「うん」
私は内容を見た
【もう家入っていいわよ。
あとお母さんもう、今日は帰らないから、
好きにしな。学校は休みだって】
はぁ……
そんなのもう知ってるよ。
【うん!わかったお母さん!】
私は返事を返して
目の上に腕を当てた。
「あ、」
私は起き上がった
「りく、私帰るね。」
「もう家入っていいのか?寂しくないのか?」
「うん、寂しいよ…でも私友達いないから!」
私は笑顔でりくに手を振って行こうとしたとき
「俺、お前の家行こうか?」
りくが突然そういった。
「え?なんであんたが?」
「寂しいんだろ?」
「うーん、まぁわかったよ」
「よっしゃ!お前の家でかいから
入りたかったんだよー!久しぶりに!」
それが目的かいって私は心の中で笑った
私達は私の家に向かった。
りくとの家は割と近い。
家についた
鍵を開けて家に入ったらすごい家がきれいだった
きっとお母さんが片付けたんだ。
とりあえずりくは私の部屋にと
「あ、やべ」
りくが焦ったように自分のポケットを触っていた
「どうしたの?」
「スマホ家においてきた、ちょ取ってくるわ」
りくは家を飛び出した
私は部屋に行って少し片付けた。
いくらりくでも流石に見られたら気まずい
片付け終わって下に降りた。
その時ふいにお母さんの部屋に目が行った
私はつい興味本位でお母さんの部屋に行った
「あ…」
やっぱり…
お母さんの部屋には
男の人とのツーショットからなにやら
沢山あった。
私はお母さんの部屋を出てリビングに行った
お母さんと写ってたあの人って誰だろ…
私はコップにお茶をそそいだ
ごくっごくっ
「はぁ…りくの前でも
笑顔を忘れないようにしないと。」
「未来ー」
りくが戻ってきた。
私はドアを開けてりくを部屋まで案内した
まぁ案内しなくてももうどこになにがあってとか
覚えてると思うけど
部屋についた。
「てきとーにくつろいでて」
「お前の部屋、1日生活できるよなー
なんで冷蔵庫があるんだよ」
なんでって…、
お母さんが急に人を連れてきたら
部屋から出るなって言われてて
だから全部そろえた。
なんて言えないでしょ。
私は冷蔵庫からお茶を取った
「これ飲んで」
私はその後もりくとは色々話して
1日を終えた。
「じゃあな。未来」
私は手を振ってりくを見送った。
りくといるときまでなに疲れてんだよ私…
明日から学校か