私の朝はカーテンを開けて太陽を浴びるところ
から始まる。
私は自分の部屋の鏡を見て笑顔の練習をした
「はぁ…」
本当の私ってなんだっけ。
私は制服に着替えて一階に降りた。
一階には昨日の食器を洗っているお母さんがいた
「………」
「おはよう。お母さん」
「早く学校いけ。弁当代そこにおいてるから」
「う、うん」
私もお弁当とかお母さんに作ってもらいたい。
でもそれをいったらお母さんはどう思うのかな
「あ、未来、今日遅くなる。」
「わかったよ。お母さん」
私は笑顔で答えた。
私はスクールカバンを肩にかけて家を出た。
「行ってきます。」
私は小声でそう言った。
家を出るとすぐ幼馴染のりくと会う。
約束してるわけじゃないけど会うんだ。
なにか話すわけではない。
私は無視して通り過ぎた。
笑顔、笑顔。
私は学校まで15分もあればつく。
学校についた
下駄箱に行くとクラスの女の子一人とあった
「おはよう。」
「おはよう」
私は笑顔で挨拶をして階段を登った
教室の前まで来ると私は顔を叩いた。
「よし。」
私の席は一番うしろ。
教室に入った。
誰からか挨拶されるわけではない。
私は自分の席について準備をした。
私の横を通り過ぎた前の親友、愛花が
挨拶してきた。
「おはよー未来！」
「おはよ…」
私は本当はこの子が嫌いだった。
でもそれを知られたら………
だから今日も私は自分を隠す。
いつの日だろうか。
私が親の前でも友達の前でも
嘘をついてまで自分を隠すようになったのは…
昔の私は………
「未来ちゃーん！ごめんだけどこれ先生に
頼まれてて、
下の教材室まで届けてくれない？」
「あ、わかった、おいといて…」
それは大量のプリントだった。
私はそれを持って届けようとした
「おっも…」
それでも私はそれを持って教室を出た
廊下を歩いてすぐりくに会った
「こんなにいっぱい持ってどこ行くんだよ」
「さっき友だちに頼まれて。」
「俺も手伝うよ。どこまで？」
また…友達に嫌われちゃう。
だって私が男の人と話してたらそれを見た友達が
嫌うよ…
「あ…でもいいよ。」
「いや持つって」
「いいって言ってるでしょ！ほっといて！」
「はぁ？もう知らね」
りくは通り過ぎていった
私は急いで下におきに行った
下についた
「はぁ…なんで私が…」
私は教材室を出ようとしたとき見たことない
一人の男の人にあった。
私は頭を下げて走っていこうとしたとき
話しかけられた。
「君……俺とにてるね」
え…？
あ、やば…時間
「あの…遅刻しますよ？失礼します！」
私は走って教室に戻った。
教室についた頃ちょうどチャイムが鳴った
ガラガラ。
「はーい皆席つけー」
担任の山内先生が手を叩きながら指導した
皆が一斉に席についた
「今日は皆に紹介する人がいます」
皆が転校生！？とかどんな顔だろとか言ってる。
「入ってこーい」
ガラガラ
「失礼します。」
聞いたことある声だった。
私は前に視線を向けた
あ。朝の人だ。
転校生だったのか…どうりで見たことないわけだ
「はい自己紹介しろー」
「桐島拓海です。よろしく」
女子皆が見惚れていたほどイケメンだった。
ん…？あれ…？
「桐島…拓海…？あ、もしかして…！」
私の隣の席はりくだ。
「ねぇ、りく、桐島拓海って……」
りくもびっくりしたように言った
「だよ…な…？拓海……」
桐島拓海は中学の頃にいじめられて学校をやめた
男子生徒だった。
「きっと…ちげぇよな。あいつなわけがねぇよ」
りくは拓海くんとは少し複雑な関係だった。
私達は少し震えた。
だって…拓海くんは……
「はい、じゃあ、その一番うしろのリクたちの
後ろの席に座れ」
「え！？！？」
2人声が重なった。
私達は顔を見合わせた。
「流石だな」
先生は微笑んだ。
拓海くんが私達の後ろに座った
「じゃあこれで今日のHRは終わりなー」
休み時間になった。
拓海くんとりくはなにも話してない。
どころか拓海くんもりくも女子に囲まれている
はぁ
女子が皆トイレに行った。
そしたら
「え？りくと未来ちゃん？…久しぶり…」
「うん…拓海くん久しぶり…元気してた？」
拓海くんは微妙な笑顔で頷いた
りくは拓海くんにずっと背中を向けている。
「あ、今日からよろしくね。拓海くん。」
「う…うんってかあれだね。
未来ちゃん……雰囲気変わったね」
私は固まった。
りくは私の方をちらっと見た。
はぁ…はぁ…はぁ…呼吸が……
私は中学の頃の記憶が頭に出てきた。
【あはは！このゴミ…！】
やめて……
なんで……
「ごめん……私ちょっと……外出てくる」
私は走って廊下に出た。窓を全開にした。
「はぁ……」
なんでまた……
その時りくが後ろから来た
「お前どうしたんだよ…」
「なんでもない…」
私はりくことをてでどかして教室に戻った
