弱っている時、誰でもいい。

一人でも優しくしてくれるだけで、本当に救われます。

好きな子じゃないといけないとか、全然ないです。確かに、好きな人が嫌われいる自分に優しくしてくれたそれはとても嬉しいことです。
でも、そうじゃなくてもいいんです。いつも通り接してくれる子が、一緒に帰ろうって言ってくれる子が、あだ名で呼んでくれる子が一人でもいたら、それだけで泣いてしまうほど嬉しくなります。

彼には確かに救われた。彼が優しくしてくれなかったら、本当に死んでいた。
でも、彼だけじゃない。他のたくさんの人にも助けられました。


だからもし、クラスで孤立している子がいたら。
もし、避けられている子がいたら。

一言、話しかけるだけでいい。
その子が落とし物をしたら拾ってください。その子が物を拾ってくれたら、「ありがとう」って笑顔で言ってください。どんな話でも、なんでもいい。けど、何か話しかけてあげてください。


きっとそれだけでも、その子は救われるから。


今、辛い思いをしている人、
死んじゃだめとは言いません。だって私も苦しかったから。家族が悲しからだめなんて言いません。

でも、少し覚えておいてください。

みんなの小さな優しさで、一人の小さな優しさで、変われる時が来るから。まだ生きたいって思えるから。

だからその時までちょっと待ってみるのはどうでしょう。
いつか、生きてて良かったって思える日まで、少しだけでも待ってみてください。


そしたら自然と、世界は変わります。




私がそうだったように。


2023.12.24 咲倉碧