「華夏ー」

梨奈が後ろから来た

「準備だるーい」

「ねー」

私は別に文化祭することはないから

準備を手伝って当日来ない。

これが私。

あ、

蓮。

「蓮!ちょ、ちょっと!」

私は廊下の影に呼んだ

「なんだよ。」

「なんで梨奈との約束引き受けたの?」

「行く人いなかったし、
 幼馴染の仲いい人だし」

「はぁー?もう私知らないからね」

ふんっと私はその場を離れた

その日の放課後

準備の教室に来た

もう皆帰ったか。

黒板には皆が明日の本番に向けてのメッセージが

書かれていた

私は気づいたら蓮のを探していた。

【どのクラスよりも笑顔にして返す。
 絶対に楽しませる!!蓮。】

こんなことぐらい誰でもかけるわ

【頑張ろう。華夏。】

私のは1番右下に書いた

「華夏」

「お、蓮!?」

蓮がいた。

蓮は私が書いたのをじーっと見つめた

「いや短」

「えっ」

「もっと大きく書かないと!」

私は意味がわからなかった

横で蓮がチョークを持って何かを書き始めた

黄色で大きく何かを書いた

「なに…?これ」

「希望。」

「きぼ…う?」

「明日、頑張ろう!ってね」

「たかがお化け屋敷に」

と私は少し笑った

「文化祭、楽しめよ」

「梨奈と楽しんでね。」