色褪せた葉が1枚、僕の足元に落ちる。
愛の色が抜けきってしまった僕らみたいだ、そう感じた。
君から好きと言われた最後の日までは今日から数えていくつコマを戻す必要があるだろうか。
桜の木はよく人の命に例えられる。
満開になってしまえばあとは散ってしまうだけでそれがとても哀しくて美しくて。
恋もそんなものなのだろうか。
別れを告げた時の君の震えた声が花を振り落としたのだろうか。
僕が全部踏みつけてしまったのかもしれないな、今更こんなことを思っても君は戻ってこないのだけれどどうしても君を想ってしまう。
"愛の言葉はたまにくらいが丁度いいのよ"
君がそう言っていたのを思い出す。
「僕はそうは思わないよ。」なんて言っても君は"慣れは怖いものなのだから"と取り合ってもくれなかったのを覚えている。
僕は後悔のないように、1秒ごとに君への好きが更新されるから、いつだって最大限を伝えたかったのにどこまでも君はずるい人でそんなところが大好きだ。
今も僕は君に囚われている。
シャワーを浴びて、体に沿ってまとわりつく水がなんだか少し心地よいのはそのためか。
どうしようもないことを考えているとあっという間に時間が過ぎてしまった。
こんな夜は寝られない。
寝られないから寝られないのを紛らわすため、今日も君が好きだと思いながら、君では無い他の女の子に愛を囁く仕事をしている。
もしかしたら君が会いに来てくれるかもしれないから。
でも僕が好きになった君はこんな場所には来ないから。
君が好きになった僕はもういないから。
僕が大好きな君はここにはいないから。
ジレンマを抱えながら、空洞の愛を心に敷き詰める。
夜は嫌いだ。
"君って重いよね"
君がそう言っていたのを思い出す。
どうやら僕は重いらしい。
「軽い男じゃいざという時に君を守れないだろう」
そう答えた僕を見て君は笑ってた。
愛が重いという意味だったらしい。
いずれにせよ僕にとっては褒め言葉なので良しとする。
ただ、君が言っていた方の"重い"はどうやら褒め言葉なんかじゃなかったと僕は後から知ることになる。
それも君と別れる時にまた同じことを言われたのだ。
僕の大好きな美しいその声が震えてた。
"君の愛の重さに私はもう耐えられない"と。
今じゃ君以外の女の子には軽い軽いと言われるけれど、結局君はこんな僕を好きにはならないんでしょ。
じゃあどうしたらいいんだよ。
そう自暴自棄になってしまいそうなのを抑えながら今日も酒を煽り、中身のない愛を囁いて、愛してもいない人形を抱く。
どうだ、これが君の理想とする男か?
僕を重いと言った君の理想がこれなら死ぬまで僕はずっとこのままでいるよ。
だからさもう一度僕を見てくれよ。
次はきっと僕に"君って女々しいよね"って言うんだろ。
君の理想と僕は正反対で、近づこうとしたってどこまでも足りなくて、君にとって僕は暇つぶしだったんだなということをいつだって突きつけられる。
君にとっての暇つぶしは僕にとって最愛の時間だったこと、君と僕とじゃやっぱり上手くいかないことを物語ってるよなと他人事のように思ってしまう。
君に会いたい。
愛の色が抜けきってしまった僕らみたいだ、そう感じた。
君から好きと言われた最後の日までは今日から数えていくつコマを戻す必要があるだろうか。
桜の木はよく人の命に例えられる。
満開になってしまえばあとは散ってしまうだけでそれがとても哀しくて美しくて。
恋もそんなものなのだろうか。
別れを告げた時の君の震えた声が花を振り落としたのだろうか。
僕が全部踏みつけてしまったのかもしれないな、今更こんなことを思っても君は戻ってこないのだけれどどうしても君を想ってしまう。
"愛の言葉はたまにくらいが丁度いいのよ"
君がそう言っていたのを思い出す。
「僕はそうは思わないよ。」なんて言っても君は"慣れは怖いものなのだから"と取り合ってもくれなかったのを覚えている。
僕は後悔のないように、1秒ごとに君への好きが更新されるから、いつだって最大限を伝えたかったのにどこまでも君はずるい人でそんなところが大好きだ。
今も僕は君に囚われている。
シャワーを浴びて、体に沿ってまとわりつく水がなんだか少し心地よいのはそのためか。
どうしようもないことを考えているとあっという間に時間が過ぎてしまった。
こんな夜は寝られない。
寝られないから寝られないのを紛らわすため、今日も君が好きだと思いながら、君では無い他の女の子に愛を囁く仕事をしている。
もしかしたら君が会いに来てくれるかもしれないから。
でも僕が好きになった君はこんな場所には来ないから。
君が好きになった僕はもういないから。
僕が大好きな君はここにはいないから。
ジレンマを抱えながら、空洞の愛を心に敷き詰める。
夜は嫌いだ。
"君って重いよね"
君がそう言っていたのを思い出す。
どうやら僕は重いらしい。
「軽い男じゃいざという時に君を守れないだろう」
そう答えた僕を見て君は笑ってた。
愛が重いという意味だったらしい。
いずれにせよ僕にとっては褒め言葉なので良しとする。
ただ、君が言っていた方の"重い"はどうやら褒め言葉なんかじゃなかったと僕は後から知ることになる。
それも君と別れる時にまた同じことを言われたのだ。
僕の大好きな美しいその声が震えてた。
"君の愛の重さに私はもう耐えられない"と。
今じゃ君以外の女の子には軽い軽いと言われるけれど、結局君はこんな僕を好きにはならないんでしょ。
じゃあどうしたらいいんだよ。
そう自暴自棄になってしまいそうなのを抑えながら今日も酒を煽り、中身のない愛を囁いて、愛してもいない人形を抱く。
どうだ、これが君の理想とする男か?
僕を重いと言った君の理想がこれなら死ぬまで僕はずっとこのままでいるよ。
だからさもう一度僕を見てくれよ。
次はきっと僕に"君って女々しいよね"って言うんだろ。
君の理想と僕は正反対で、近づこうとしたってどこまでも足りなくて、君にとって僕は暇つぶしだったんだなということをいつだって突きつけられる。
君にとっての暇つぶしは僕にとって最愛の時間だったこと、君と僕とじゃやっぱり上手くいかないことを物語ってるよなと他人事のように思ってしまう。
君に会いたい。


