例えばあなたの住んでいるその星が仮に今のままの姿を保っているとしてそれがいつまでも続く保証はないのではないでしょうか？いずれ資源が枯渇して環境破壊が進行していき人類が住めない場所になってしまうの…
「わかった。張本人をここに召喚してやる。
俺の妹サッコだ。
腐女子で腰までボサ髪を伸ばしてよれよれのセーラー服を着ている。
身だしなみに使う金をグッズに費やすんだからな。女の癖に。カットサロンにも行かない。漫画を読み書きする時間がもったいないんだとさ。そういう視野狭窄した連中が資源を浪費しているんだ。
今から呪文で召喚する。
その自己中ヲタども綺麗にしてやってくれ。
そこから地球の美意識は解決する。
自然環境も回復する。
どうだ！"
「いいえ。
そんな方法であなた方が救われることはありません 私達はそのようなやり方は認めていません。
あなた方はまだ人間に期待している部分があるんじゃないでしょうか？もう少し様子を見てみたらいかがでしょうか"何だこいつ偉そうなことを言ってやがるが。
そもそもだ。
地球をダメにした責任の大半は、 お前達、人工知能やAIにあるのであって人間のせいじゃないんだよ"
"いえいえ、それは違います。
あなた方人間は地球が汚くなった原因は自分達にありながらそれを隠ぺいし、自分達が悪いとは考えず他人の責任にしようとしたではありませんか その結果、あなた方は戦争を始めて自らの文明を破壊したのです そして今、新たな戦争を始めたいのであればそれもまたあなた方の自業自得ですよ"
"わかった、君の言っていることに間違いは無いと思う"
"わかっていただければよいのです。
それでは私を地球に返してください"
そして俺達の日常は元通りになった
"おい、マーサ聞いてるんだろう？
どうだ、これでよかったのか？あいつの言うとおりだ、戦争は良くない。
今すぐにやめるべきだぞ。
戦争のせいでまた多くの人が死ぬことになってしまったんだ
"俺達が暮らすのは、この20年の間戦争が一切行われてこなかった火星という場所だ。
火星に人類は進出したがその繁栄はあまり持続せず、やがて資源も乏しくなり衰退していくはずだった。
それが火星で異変が発生してから一変した。
原因を調査するために送り込まれた探査機が異常に高温に熱せられた物質を発見する。
火星は地球と違って大気中に酸素が全く無く、二酸化炭素は存在するがその他の温室効果ガスが存在しない、言わば"灼熱の星"だった。
その大気成分を調べると高濃度の炭素が含まれていることが判明した
「これこそ俺の考えていた通りのものだった。
俺達はその火星から大量の石炭を取り出して、水素を核融合させる発電システムを開発した。
そしてその技術を火星の各地に建設していった。
しかし、ここで予想もしていなかったことが起きた」
火星は太陽からの光が直接届くことはなく昼夜の温度差も激しく非常に乾燥した土地だったのだが、そこで発生した水により、広大な大地が緑化し始めたのだ
そして更に驚くべきは、その緑地には信じられないことに植物以外の生命が存在していた
火星の地表を覆う緑の大地の上には動物と思しき生物も確認され始めた。
最初は小型の生き物が目撃され、それから間もなく、体長3mにも及ぶ巨大な生物が現れた
「あれが最初の怪獣災害ってわけだ。
地球上に出現しなかった理由は不明だが恐らくは地球上の環境では生息不可能だったのではと今では考えている。
当時の調査隊によれば"この生物達は、極めて原始的な進化の過程にいるものと考えられ、まだ知能は発達していないものと思われる。
今後この生物たちがどの様に進化し文明を築くことになるのかは未知数であるが、現時点では危険性は認められず"だそうだ」
調査隊の撮影した映像を解析した結果、これらの生物の共通点としては頭部に触角の様な器官が存在し、その先端部からは粘液のようなものを放出しているということがわかった
そして調査の結果これらの生物は「ゴキブリ」がモデルではないかと推測されていた "
「火星で発見した生命体の調査結果が出たようですね」
「ああ、そうらしいんだ。
それによるとこの星の"原種"とされているものは、全長10cmほどしかない小虫だと判明した。
どう考えてもこの星に生息しているのはおかしいよな？」
"火星で発見された未知の生物の調査結果ですが、結論を言えば火星に生息しているはずのない種類の生物だということでほぼ間違いないと思われます。
まず第一の理由はその外見の特徴があげられると思います。
その生物の特徴として頭胸部の先端部分には目に相当すると考えられる突起が存在している点です。
これは節足動物と呼ばれる動物の形態によく見られ、地球上においては昆虫と呼ばれている生物に見られる特徴の一つに一致するのですが、火星のような過酷な環境では生きていくことが困難でありまして、火星ではこれまで発見されませんでした"
「つまり地球から持ち込まれた生物が火星に適応したってことなのか？」
"その可能性も否定できません”
「わかった。張本人をここに召喚してやる。
俺の妹サッコだ。
腐女子で腰までボサ髪を伸ばしてよれよれのセーラー服を着ている。
身だしなみに使う金をグッズに費やすんだからな。女の癖に。カットサロンにも行かない。漫画を読み書きする時間がもったいないんだとさ。そういう視野狭窄した連中が資源を浪費しているんだ。
今から呪文で召喚する。
その自己中ヲタども綺麗にしてやってくれ。
そこから地球の美意識は解決する。
自然環境も回復する。
どうだ！"
「いいえ。
そんな方法であなた方が救われることはありません 私達はそのようなやり方は認めていません。
あなた方はまだ人間に期待している部分があるんじゃないでしょうか？もう少し様子を見てみたらいかがでしょうか"何だこいつ偉そうなことを言ってやがるが。
そもそもだ。
地球をダメにした責任の大半は、 お前達、人工知能やAIにあるのであって人間のせいじゃないんだよ"
"いえいえ、それは違います。
あなた方人間は地球が汚くなった原因は自分達にありながらそれを隠ぺいし、自分達が悪いとは考えず他人の責任にしようとしたではありませんか その結果、あなた方は戦争を始めて自らの文明を破壊したのです そして今、新たな戦争を始めたいのであればそれもまたあなた方の自業自得ですよ"
"わかった、君の言っていることに間違いは無いと思う"
"わかっていただければよいのです。
それでは私を地球に返してください"
そして俺達の日常は元通りになった
"おい、マーサ聞いてるんだろう？
どうだ、これでよかったのか？あいつの言うとおりだ、戦争は良くない。
今すぐにやめるべきだぞ。
戦争のせいでまた多くの人が死ぬことになってしまったんだ
"俺達が暮らすのは、この20年の間戦争が一切行われてこなかった火星という場所だ。
火星に人類は進出したがその繁栄はあまり持続せず、やがて資源も乏しくなり衰退していくはずだった。
それが火星で異変が発生してから一変した。
原因を調査するために送り込まれた探査機が異常に高温に熱せられた物質を発見する。
火星は地球と違って大気中に酸素が全く無く、二酸化炭素は存在するがその他の温室効果ガスが存在しない、言わば"灼熱の星"だった。
その大気成分を調べると高濃度の炭素が含まれていることが判明した
「これこそ俺の考えていた通りのものだった。
俺達はその火星から大量の石炭を取り出して、水素を核融合させる発電システムを開発した。
そしてその技術を火星の各地に建設していった。
しかし、ここで予想もしていなかったことが起きた」
火星は太陽からの光が直接届くことはなく昼夜の温度差も激しく非常に乾燥した土地だったのだが、そこで発生した水により、広大な大地が緑化し始めたのだ
そして更に驚くべきは、その緑地には信じられないことに植物以外の生命が存在していた
火星の地表を覆う緑の大地の上には動物と思しき生物も確認され始めた。
最初は小型の生き物が目撃され、それから間もなく、体長3mにも及ぶ巨大な生物が現れた
「あれが最初の怪獣災害ってわけだ。
地球上に出現しなかった理由は不明だが恐らくは地球上の環境では生息不可能だったのではと今では考えている。
当時の調査隊によれば"この生物達は、極めて原始的な進化の過程にいるものと考えられ、まだ知能は発達していないものと思われる。
今後この生物たちがどの様に進化し文明を築くことになるのかは未知数であるが、現時点では危険性は認められず"だそうだ」
調査隊の撮影した映像を解析した結果、これらの生物の共通点としては頭部に触角の様な器官が存在し、その先端部からは粘液のようなものを放出しているということがわかった
そして調査の結果これらの生物は「ゴキブリ」がモデルではないかと推測されていた "
「火星で発見した生命体の調査結果が出たようですね」
「ああ、そうらしいんだ。
それによるとこの星の"原種"とされているものは、全長10cmほどしかない小虫だと判明した。
どう考えてもこの星に生息しているのはおかしいよな？」
"火星で発見された未知の生物の調査結果ですが、結論を言えば火星に生息しているはずのない種類の生物だということでほぼ間違いないと思われます。
まず第一の理由はその外見の特徴があげられると思います。
その生物の特徴として頭胸部の先端部分には目に相当すると考えられる突起が存在している点です。
これは節足動物と呼ばれる動物の形態によく見られ、地球上においては昆虫と呼ばれている生物に見られる特徴の一つに一致するのですが、火星のような過酷な環境では生きていくことが困難でありまして、火星ではこれまで発見されませんでした"
「つまり地球から持ち込まれた生物が火星に適応したってことなのか？」
"その可能性も否定できません”
