自分でも驚くほど子供のレオンハルトにメロメロになっており、頬ぷにっと触ってみる。

(ああ、ぷにぷにです!)

 コルネリアはおそらく人生で一番感情を表に出しており、そして心の中ではさらに高ぶっていた。
 さらにさらにぎゅっとコルネリアはレオンハルトの小さな身体を抱きしめて、なでなでと頭を撫でる。
 もうこうなるとコルネリアを止める者はいない。

「ちょっ! コルネリアっ!」
「レオンハルト様、可愛いですね~」

 彼女と思わぬ状況での密着で、恥ずかしさと嬉しさが同時に来てどうしていいかわからなくなったレオンハルト。
 しばらく二人の触れ合いは続いた──