コルネリアとクリスティーナが王宮の庭園にてお茶会を楽しんでいる時、国王の話で二人は大変盛り上がっていた。
「やはり、幼少時のレオンハルト様が恐れるくらいですから、すごく怖いんでしょうか」
「まあ、見た目がね~」
そう、まずは見た目が怖がられる一つなのだが、実はレオンハルトの場合はそれだけではなかった──
15年前──
奇しくもコルネリアがルセック伯爵に引き取られていた頃のお話である。
レオンハルトは王宮で開催されていたごく一部の王族関係者で開かれていたお茶会に参加するために庭園にいた。
王妃が主催であるため、ほとんどが宰相夫人や騎士団長夫人、さらに公爵家の夫人、そして彼女たちの子供が集まっている。
「今日はお呼びいただき、ありがとうございます」
「いえ、ぜひ楽しんでいってくださいませ」
そんな会話が飛び交う中、レオンハルトは迷子になったクリスティーナを探していた。
二人でかくれんぼをして遊んでいたのだが、庭園の隅から隅を探してもみあたらない。
「やはり、幼少時のレオンハルト様が恐れるくらいですから、すごく怖いんでしょうか」
「まあ、見た目がね~」
そう、まずは見た目が怖がられる一つなのだが、実はレオンハルトの場合はそれだけではなかった──
15年前──
奇しくもコルネリアがルセック伯爵に引き取られていた頃のお話である。
レオンハルトは王宮で開催されていたごく一部の王族関係者で開かれていたお茶会に参加するために庭園にいた。
王妃が主催であるため、ほとんどが宰相夫人や騎士団長夫人、さらに公爵家の夫人、そして彼女たちの子供が集まっている。
「今日はお呼びいただき、ありがとうございます」
「いえ、ぜひ楽しんでいってくださいませ」
そんな会話が飛び交う中、レオンハルトは迷子になったクリスティーナを探していた。
二人でかくれんぼをして遊んでいたのだが、庭園の隅から隅を探してもみあたらない。