***
「こんにちは、桜ちゃん。夢ちゃんがお待ちかねよ」
「いつも夢がお世話になっています。ありがとうございます」
病院の廊下ですれ違った看護師さんに挨拶する。
私は――
春野 桜(はるの さくら)、18歳。
肩までのブラウンのミディアムボブは、小学校の時からほとんど変わらない。
身長は153cmで、地味で小柄な平凡女子だ。
夢は、そんな私の妹。
顔は似てないけど、私達は双子の姉妹。
二重の切れ長の目が印象的な美人で、黒髪のショートカットが良く似合う。
夢は……
もう3ヶ月くらい、この総合病院に入院してる。
足を怪我して、それからずっと歩くことができないまま……
病室の前、私は一瞬、ドアをノックするのをためらった。
呼吸を整え、気持ちを落ち着ける。
そして、ゆっくり中に入った。
「夢……今日はちょっと遅くなっちゃった。ごめんね。体調はどう?」
「こんにちは、桜ちゃん。夢ちゃんがお待ちかねよ」
「いつも夢がお世話になっています。ありがとうございます」
病院の廊下ですれ違った看護師さんに挨拶する。
私は――
春野 桜(はるの さくら)、18歳。
肩までのブラウンのミディアムボブは、小学校の時からほとんど変わらない。
身長は153cmで、地味で小柄な平凡女子だ。
夢は、そんな私の妹。
顔は似てないけど、私達は双子の姉妹。
二重の切れ長の目が印象的な美人で、黒髪のショートカットが良く似合う。
夢は……
もう3ヶ月くらい、この総合病院に入院してる。
足を怪我して、それからずっと歩くことができないまま……
病室の前、私は一瞬、ドアをノックするのをためらった。
呼吸を整え、気持ちを落ち着ける。
そして、ゆっくり中に入った。
「夢……今日はちょっと遅くなっちゃった。ごめんね。体調はどう?」