青い空の下、ぽかぽか温かい春の光が降り注ぐ。


私は、頭をゆっくりと後ろに反らせ、高過ぎる空を見上げた。


どこまでも広がるその青に、たまらず胸が熱くなる。


「夢……ごめんね」


その言葉と共に、涙の雫がひとすじ、そっとこぼれ落ちた。


初恋の人がこんなに近くにいても、仲良くなっちゃいけない。


自分だけが幸せになるなんて……
自分だけが心から笑うなんて……


そんなこと……できないよ。


だって――
全部、私のせいだから。