小学生の頃から、私の変態ぶりをみて楽しんでいるやつがいる。
親友の真偽。
僕の夢を楽しみにしてる気のいい友だちだ。
この頃になると、ドバイと日本の行き来をする生活になっていた。
AIと教育のあり方について、人生の大半を注ごうと思っていた。
AI評価による採点は、競争学歴主義からの脱却に繋がり、学歴精神主義に入ろうとしていた。
ぼくは、その方面から人類のトータルの向上の可能性を考えたわけだ。
もちろん、友達の真偽は賛成してくれた。
僕には、心を読めることと記憶力がいい良いことの他に、人の見ている景色を自分に投影できる。
僕は、彼の中の青春をみた。
しかし、投影はプライベートのことだ。自由に干渉されることを許せる人はすくない。
投影してしまった結果、友を失うことになった。
許容してくれる友と共に、歩もうと思っていたができなかった。
友達との日記を書こう。
ここに真偽の青春の未来日記を書く。
【真偽の青春】
夢を見ていた。
ぼくは、真人の「できると思うことはできる」の信念の夢を見ていた。
ぼくにはできない。
教育のシステムを丸ごと変えるなんて僕にはできない。
どれだけのバッシングを受け、両親も巻き込む可能性がある。
それに、最近できた彼女と結婚して幸せな家庭を築きたい。
彼女をそんなリスキーなことを背負わすことはできない。
自分には、自分の人生がある。
友の真人も分かってくれるだろう。
考えてみると、あいつとの関係はいつもオレが聞き手に回るばかりだった。
なんでもできるあいつと違っておれは、いつも2番手。
2番手で頑張ってくれていることを分かってくれるのが彼女だった。
彼のサポートをするのが、自分の役目だと思ったときもあった。
しかし、それは自分の夢じゃない。
自分の夢は、彼女と幸せな家庭を築くことなんだ。
あの彼女の滑らかさ。
美しい心。
好きなんだ。
大好きなんだ。
いまもこうして、彼女を思うと、こんなにも胸がいっぱいになる。
彼女の為なら、家庭の為なら何だっておれはできる。
出世もしてお金に困らないようにしてやり、いくらでも働ける。
自分を犠牲にして、命だって捧げられる。
膵臓だってあげることができる。
この高鳴る鼓動に嘘はない。
これこそが真実の愛だ。
僕の愛で、家族を守ってやる。
世界を守ってやる。
「ぼくと、結婚してください」
真偽の青春の投影は終わった。
とても、とても幸せそうだった。
私は、目を閉じた。
子どもたちがスクスク育ち、育児の忙しさはあるが妻と上手くやっていくだろう。
小さい頃の一家団欒で笑顔で過ごした自分を思い出す。
不服はない。
いや、不服がないと自分に言いくるめているだけか。
自分は、恋愛に逃れ、結婚をしただけではないか。
そんなことを考えていた。
20歳を超えてから彼にこう言っていた。
「女に筒を抜かせるのは、馬鹿のやることだ。プラトンもエロスでエゴとし、釈迦も色としエゴとした。イザナギとイザナミは国造りに失敗している。織姫も彦星も関係は絶たれている。だから、エロスは馬鹿なのだ。筒を抜かすくらいなら自殺したほうがマシだ」と毎度議論していた。
そんな僕の意見を彼は、聞いてくれていた。
私は、わからなくなった。
「できると思えることはできる」
私は、真偽がエロスに取り憑かれ化身にみえた。
いままで味わったことのない感情だ。裏切られたと思ったのだ。
親友の真偽。
僕の夢を楽しみにしてる気のいい友だちだ。
この頃になると、ドバイと日本の行き来をする生活になっていた。
AIと教育のあり方について、人生の大半を注ごうと思っていた。
AI評価による採点は、競争学歴主義からの脱却に繋がり、学歴精神主義に入ろうとしていた。
ぼくは、その方面から人類のトータルの向上の可能性を考えたわけだ。
もちろん、友達の真偽は賛成してくれた。
僕には、心を読めることと記憶力がいい良いことの他に、人の見ている景色を自分に投影できる。
僕は、彼の中の青春をみた。
しかし、投影はプライベートのことだ。自由に干渉されることを許せる人はすくない。
投影してしまった結果、友を失うことになった。
許容してくれる友と共に、歩もうと思っていたができなかった。
友達との日記を書こう。
ここに真偽の青春の未来日記を書く。
【真偽の青春】
夢を見ていた。
ぼくは、真人の「できると思うことはできる」の信念の夢を見ていた。
ぼくにはできない。
教育のシステムを丸ごと変えるなんて僕にはできない。
どれだけのバッシングを受け、両親も巻き込む可能性がある。
それに、最近できた彼女と結婚して幸せな家庭を築きたい。
彼女をそんなリスキーなことを背負わすことはできない。
自分には、自分の人生がある。
友の真人も分かってくれるだろう。
考えてみると、あいつとの関係はいつもオレが聞き手に回るばかりだった。
なんでもできるあいつと違っておれは、いつも2番手。
2番手で頑張ってくれていることを分かってくれるのが彼女だった。
彼のサポートをするのが、自分の役目だと思ったときもあった。
しかし、それは自分の夢じゃない。
自分の夢は、彼女と幸せな家庭を築くことなんだ。
あの彼女の滑らかさ。
美しい心。
好きなんだ。
大好きなんだ。
いまもこうして、彼女を思うと、こんなにも胸がいっぱいになる。
彼女の為なら、家庭の為なら何だっておれはできる。
出世もしてお金に困らないようにしてやり、いくらでも働ける。
自分を犠牲にして、命だって捧げられる。
膵臓だってあげることができる。
この高鳴る鼓動に嘘はない。
これこそが真実の愛だ。
僕の愛で、家族を守ってやる。
世界を守ってやる。
「ぼくと、結婚してください」
真偽の青春の投影は終わった。
とても、とても幸せそうだった。
私は、目を閉じた。
子どもたちがスクスク育ち、育児の忙しさはあるが妻と上手くやっていくだろう。
小さい頃の一家団欒で笑顔で過ごした自分を思い出す。
不服はない。
いや、不服がないと自分に言いくるめているだけか。
自分は、恋愛に逃れ、結婚をしただけではないか。
そんなことを考えていた。
20歳を超えてから彼にこう言っていた。
「女に筒を抜かせるのは、馬鹿のやることだ。プラトンもエロスでエゴとし、釈迦も色としエゴとした。イザナギとイザナミは国造りに失敗している。織姫も彦星も関係は絶たれている。だから、エロスは馬鹿なのだ。筒を抜かすくらいなら自殺したほうがマシだ」と毎度議論していた。
そんな僕の意見を彼は、聞いてくれていた。
私は、わからなくなった。
「できると思えることはできる」
私は、真偽がエロスに取り憑かれ化身にみえた。
いままで味わったことのない感情だ。裏切られたと思ったのだ。