その次の帰省前に、本を体重計に乗せてみる。
20冊で5kg。
その5kgがとてつもなく重たく感じ、
実家に帰るのを躊躇うほどであった。
車という移動手段を持たない私は、
実家に帰るには、地下鉄に乗り、その後高速バスに乗り換える。
5kgの本の塊を背負って帰るには、
距離が遠すぎた。
そして、5kgの本の塊は、
ある種の凶器と化すのではないかと、
得体の知れない恐怖にまで襲われた。
そこで考えたことがある。
実家から持ってくる本の重さは
たとえ7kgであっても、重たく感じたことはないのに、
実家に持ち帰る本は重いのだろう。
20冊で5kg。
その5kgがとてつもなく重たく感じ、
実家に帰るのを躊躇うほどであった。
車という移動手段を持たない私は、
実家に帰るには、地下鉄に乗り、その後高速バスに乗り換える。
5kgの本の塊を背負って帰るには、
距離が遠すぎた。
そして、5kgの本の塊は、
ある種の凶器と化すのではないかと、
得体の知れない恐怖にまで襲われた。
そこで考えたことがある。
実家から持ってくる本の重さは
たとえ7kgであっても、重たく感じたことはないのに、
実家に持ち帰る本は重いのだろう。