死にたいんでしょ。

 突然私の前に現れた君は、平然とした顔で言った。
 
 ひとりじゃないよ。

 突然僕の前に現れた君は、悲しそうに笑って言った。

 君は全部一緒に受け止めようとしてくれたけど、君だってつらいでしょ。
 だって君の優しさは泣きたくなるほど自分を傷つけることをためらわない。

 だからせめて、君が君でいられるように
 君はひとりじゃないんだって思い出して欲しいんだ。