先輩!付き合ってください!

これは私と先輩の物語である。私は高校2年生の女子。先輩は高校3年生の男子。私は超パッピーな女子高生。なんでかっていうと陸上部で運動してるし、睡眠は毎日9時間、朝は朝散歩に朝バナナ、寝る前は3行ポジティブ日記を付けている。だから毎日が生き生きしてる。この習慣は全部先輩に教えてもらった。先輩も私も凄い努力家で健康志向が高い。そんな私だが先輩のことが好きだ。睡眠、運動、朝散歩が体に良いよと教えてくれた先輩に惚れちゃった。なんて健康意識が高いんだろうこの人は、ってね。睡眠、運動、朝散歩を実践している高校生は少なかった。その中で先輩はとても輝いて見えた。私も先輩みたいになりたいって思って、睡眠、運動、朝散歩を実践した。それがちょうど1年前。1年間、実践してみて明らかに調子が変わった。陸上部に入部して、運動を始めてからものすごく体調がいい。夏には陸上部の大会があるから今はそれに向かって練習中。先輩も同じ陸上部だ。毎日先輩と会えるからとても嬉しい。
「先輩、今度の日曜日、練習休みじゃない。デート連れてってくれませんか?」
私、先輩にアタックしちゃった。
「いいよ。映画と遊園地どっちがいい?」
「やったー。遊園地がいいです」
「わかった。日曜日、朝散歩終わったら連絡する」
「はい。待ってます」
土曜の夜、私は明日着ていく洋服を選んでいた。黒のワンピースと白のワンピースどっちがいいかなあ。先輩に聞いてみよ。
『先輩、こんばんは。明日のお洋服どっちがいいかなあ』
写真付きのメッセージを先輩に送った。
『黒の方が君に似合うと思うよ。』
『ありがとうございます。これ着ていきますね。おやすみなさい。』
『おやすみ。』
デート当日。天気は晴れ。清々しい日だった。
『おはよう。朝散歩終わったよ。朝散歩したかい?』
『先輩、おはようございます。はい!朝散歩完了です!今日の待ち合わせ何時にしますか?』
『11時に遊園地の近くのカフェでどうかな?』
『はーい。了解です。』
11時5分前、私と先輩はカフェで落ち合った。
「じゃあ、観覧車にでも乗るか」
「はい。先輩」
「いやー、毎日部活大変だよな」
「そうですね、先輩。でも運動は大事ですからね」
「その通り!睡眠、運動、朝散歩!」
「はい!睡眠、運動、朝散歩です!」
「ははは。愉快、愉快」
思い切って私は先輩に聞いてみた。
「先輩。私のことどう思ってますか?」
「え?その、どういうことかな?」
「女として見れますか?」
「まだ分からない…」
「そうですか…先輩のバカ!」
私は遊園地を出ようと走った。そこで先輩は追いかけた。私の腕を掴んで言った。
「待って。今はわからないけど、これから好きになることだってある」
「はい」
涙が出そうになった。先輩が追いかけて私の腕を掴んでくれたことが嬉しかった。
ちょっと気まずかったがデートは楽しく終わった。
「先輩、今日はありがとうございました」
「うん、こちらこそありがとう。また、部活で会おう」
「はい」
月曜日。私は朝散歩をして、学校へ行った。そして先輩に会った。
「先輩、おはようございます」
「おはよう。昨日、楽しかったね」
「はい。昨日はありがとうございました」
私は部活を頑張った。ハードル走、良いタイムが出るように練習を沢山した。そんな私の姿に先輩は惹かれた。それがわかった。そこで私は先輩に告白しようと思った。
「先輩!付き合ってください!」
「良いよ!」
こうして私と先輩は付き合うことになった。
付き合ってから初めてのデート日、先輩は私に言った。
「君は僕の健康志向が高いところに惹かれて、僕は君の部活の練習を頑張るところに惹かれた。僕たちナイスカップルだね!」
「はい。先輩。先輩、んっ!」
私は先輩にキスを求めた。
「ああ。ん」
2人はキスをした。

終わり