「続いてのニュースです。男性アイドルグループ、『Flower』の深田夜夢さんが、一般女性との結婚を発表しました。会見によりますと、本人は『記憶を失くした幼馴染です。俺のおかげ、と言ってもいいのかわかりませんが、無事記憶を取り戻し、現在、幼少期の頃の黒歴史を話し合ったりして、幸せに暮らしています。』と語っております。」
幼少期の黒歴史って、話し合ったことあったっけー?
疑問を抱いた私は彼に問いかけてみた。
「こんくらいの嘘ついたほうが幸せ自慢出来るんだよ笑」
意味わかんないこと言っちゃって。
そういえば、もうすぐ夏祭りだったな。
『ねぇ』
思わず声が被る。
少ししてから彼が続けた。
「夏祭り、行こーよ。」
「当たり前でしょ。」
「花火、もう慣れたか?」
「慣れたわ。あの時の花火はものすごくダサくて嫌いだったけど。」
「なんでだよー笑」
「告白するくらいならちゃんと花火が打たれるのと同時にしなきゃ。その方がロマンチックでしょ?」
「確かにそうだけどさー、あれはタイミングミスっただけなんだってー笑」
そういって2人で笑い合いながら、クローゼットで2着の浴衣を手に取った。
幼少期の黒歴史って、話し合ったことあったっけー?
疑問を抱いた私は彼に問いかけてみた。
「こんくらいの嘘ついたほうが幸せ自慢出来るんだよ笑」
意味わかんないこと言っちゃって。
そういえば、もうすぐ夏祭りだったな。
『ねぇ』
思わず声が被る。
少ししてから彼が続けた。
「夏祭り、行こーよ。」
「当たり前でしょ。」
「花火、もう慣れたか?」
「慣れたわ。あの時の花火はものすごくダサくて嫌いだったけど。」
「なんでだよー笑」
「告白するくらいならちゃんと花火が打たれるのと同時にしなきゃ。その方がロマンチックでしょ?」
「確かにそうだけどさー、あれはタイミングミスっただけなんだってー笑」
そういって2人で笑い合いながら、クローゼットで2着の浴衣を手に取った。