でも今の私で2階層のモンスター倒せるのかな?

ライムいるから少しは心強いけど私自身が不安なんだよなー…

今度私の防具も作らなきゃなー…

ここは確か川と湖、鉱山が主なフィールドだったよね。

今日は川を登りながら薬草類とか食料探しかなー!

早速行こう!

「ライムおいでー」

「ごしゅじんよろしくなのー」

「行こっか!」

「しゅっぱつなのー」

………

この辺から上がって行こうかなー。

川沿い歩くとライムと会った所思い出すなー。

っと、魔物だね。

「ライム、行くよ!」

「りょうかいなのー」

まずはクリスタルダガーで魔法攻撃っと…

「ライム、次お願い!」

「りょかいっなのー」

いやいや、相変わらずライムの魔法の光剣は凄まじいね…

ライム攻撃の時これしか使ってないけど他の魔法使えるのかな?

今倒したのはアクアベアだって。


●水熊の毛×2 ●水熊の皮×3 水熊の爪×2

●水熊の肉×5
特徴 : 普通の熊と違い臭みも無く食べやすい


こんなのが手に入った!

あとで水熊料理しよ。

絶対美味しいよね!

そんな事言ってたら次来たね!

「ライム、行くよ!」

「がんばるのー」

………

この辺りは水熊しか出てこないのかな?

もう9匹は狩ったよ?

もっと上流の方行ってみよっか!

………

うわぁっ!

カニでかっ…

「そーれっ!」

「いくのー」

熊より弱かったね。

にしても…


●清流蟹の足×8 ●清流蟹の爪肉×2 ●清流蟹の味噌×1

●清流蟹の甲殻×5


蟹ときたらカニしゃぶでしょ!

じゃんじゃん狩っちゃおーーー!!!

………

いえい!討伐数28!合計数は


●清流蟹の足×218 ●清流蟹の爪肉×45

●清流蟹の味噌×21 ●清流蟹の爪×17 ●清流蟹の甲殻×117


ふー、食材調達となれば気合が入っちゃうね〜♪


ピコンッピコンッ

《ラッキースライムのレベルが条件に達しました》
《条件を満たしている為、個体進化を開始します》


「うわっ、ライム!」

ま、眩しい…

………


ピコンッ

《ラッキースライムは個体名インペリアルスライムに進化しました》


「ライム、大丈夫!?」

「大丈夫だよー!ご主人様♪」

なんか言葉ちゃんと喋れるようになってるし…

やっと見えるように…って!

見た目変わってなくない…?

ライムのステータスはっと…


ライム(インペリアルスライム) Lv1/99

●ステータス
HP 200 MP 1,500

STR 100 VIT 10
INT 30 DEX 20
AGI 200

●能力
剣術 Lv30 双剣術 Lv20 光魔法 Lv30 回復魔法 Lv20
物理攻撃軽減(大) 魔法攻撃無効化 状態異常無効化
人化術(極) 擬態術(極) 幸運(極)

●称号
奇跡を届けし者(パーティーメンバーに幸運(大)を付与)
フウの従魔


人化術と擬態術、剣術系を覚えたくらいでそんなに前と変わってないよね?

ライム魔法とはいえずっと剣使ってたし…

それはいいとして…

「ライム、人化術やってみて!」

「わかった!」

また光った…!

眩しいんだけど…

って、え…?

「か、可愛いっ♡」

身長どれくらいだろ、110cmくらいかな?

それに髪色は金髪でふわっとした感じで先端が軽く癖のついた感じの髪型。

透き通った碧眼に少し長めのエルフみたいな耳…

って、服着てないじゃん!

危ない危ない!

私を初期装備の冒険者の服に戻してライムに白いワンピースと狼皮の靴を…

「ライム、とりあえずこれ着て!」

「わかったー!」

と、とりあえずこれで一安心かな…

というかめちゃめちゃ可愛いんですけど!

「ライムそのままで状態でいれたりするの?」

「いられるよー!ずっとこのままでも大丈夫だよ!」

「今の方が一緒に戦いやすそうだし、そのままの方がいいかなって思ったんだけどう?」

「ご主人様はどっちの私がいーい?」

「私ー?んー、今の方がいいかな!可愛いし!」

「じゃあこっちにするね!でもこっちだと装備とか服が必要だけど大丈夫ー?」

「大丈夫!それくらいどうにかするから!」

「ありがとー!」

そう言ってライムがしゃがんでたフウの体に抱きついた時、ライムの身体は本物の人の身体のようだった。

「それじゃあレベル上げも兼ねてもっと上流行ってみようか!」

「しゅっぱーつ!」


ピコンッ

《固有クエストⅠ 『満月の夜に』が発生しました》


「あ、またなんか来た」

固有クエスト…?

これってもしかしてレイナがやったクエストと同じやつかな?

でもこれクエスト内容書いてないね。

どうやって進めてどうやったらクリアになるんだろ?

「ライム、満月の夜にっていうクエストが出たんだけどなんか知ってたりする?」

「知ってるよー!私とご主人様が会った場所だよー!」

「月光草の場所か!満月っていつだろ…って今晩じゃん!ライム満月今晩だったから一緒に行こうか!私覚えてるか不安なんだけど案内任せても大丈夫?」

「任せてっ!」

えっへん、と言わんばかりの顔。

「そしたらその時のためにも上流目指しながらじゃんじゃんモンスター狩ってこー!」

「おー!」

その前にこの辺で薬草とか色々採取しとこっと!

………

あれは猪かな?

でかいよ、うん。

ビックボアだって。

でも少し遠いな…

「ライム、届いたりする?」

「余裕だよー!えいっ!」

ありゃ、もう倒しちゃったよ。

ドロップは…


●大猪の皮8 ●大猪の肉×6 ●大猪の牙×2


おぉ!猪も料理色々やってみたいね!

もう目の前林か…って、ん!?まって!?

あれってもしかして!!

………

その後もね、ライムが魚介類(主に虹鱒に山女、鮎に海老)、あとは鴨が結構取れたり、さっきも出て来た熊と蟹と猪も結構狩った。

そんなこんなで…

「水源林にとうちゃーく!」

「とうちゃーく!」

「んーっ!水が美味しい!って、ライム飲んで平気なの!?」

「ん?大丈夫だよー!味もわかるよー」

そこまでいくと元がスライムって誰も分からないね…

ん?待てよ?って事は料理の味もわかるって事だよね!?

今日の夜は一緒にご飯食べられるって事だよね!

そういえば、見た事無い草が生えてる。

水源草って言うらしい。

これも取っとこーっと!

後これは山葵だよね!

って事はお刺身が食べらる!?

これはなかなかの感動じゃない!?

おっといけない、冷静に冷静に…

あとは木だね。

この辺の木はどうなんだろ?

まあ試しに切ってみよう!


●丸太(中)


お、中になった!

少し貰ってっとこうかな。

………

あれ、これ硬い…?

………

やっと切れた…


●マナウッド(小)
特徴 : 魔力を持った木。


説明まんまじゃん…

これ魔力を持ってるって事は杖作ったら強そう!

って、あーーーーー!!!

この間鉄シリーズに気を取られて杖作るのすっかり忘れてたよ!!

やる事やったら最優先で作ろう、うん。

そんなわけでもう少し木切ってこう!

………

こんなもんかな!

ここはこの辺にして1回街に戻ってから1階層の森に行かないと!

もうそこそこいい時間だしね!

「ライムー、そろそろ森の方に移動しよー!」

「わかったー!」

ささ、そうと決まったら行動あるのみだね!

街に戻れるアイテムとかあればいいのになー…

魔道具って言うんだっけ?

魔力を流すと使える道具だよね。

難しそうだけど今度作ってみようかなー…

あったら楽だしね!

それ以外にもいろんな魔道具あったら楽しそうだよね!

でもその前にまず現状の問題は私の防具もだけど、ライムの防具も作ってあげなきゃね!

可愛い防具がいいよね〜♪

これは腕がなるね!

メイド服とかワンピース、あとはお姫様っぽい服とかも着せたら可愛いかも!

楽しみがまた1つ増えたよ〜!

………

とりあえず街に到着!

あとは転移門に向かって…

1階層に到着!

あとはライムの案内で森に行くだけだね!

「ライム、この辺からならわかりそう?」

「大丈夫ー!任せてー!」

………

懐かしいなー!

「懐かしいね、ご主人様♪」

「そうだね!私全力で森の外まで走って逃げたなー笑」

………

っていうか、あれ?

あの草花なんて咲いてたっけ?

「ライム、あの草前来た時花なんて咲いてなかったよね?」

「咲いてなかったよー!あれはねー、本当は月光花っていう名前で私たちのご飯のうちの1つなんだよー!でもねでもね、満月の夜にしか咲かないのー!」

「あ、そういう事だったんだね!これも採取しといた方が良さそうだね!ライムこれ何に使うかわかる?」

「ごめんなさい、そこまではわからない…」

「気にしなくても大丈夫だよ。そしたらそろそろ帰ろっか!」

「わかったー!」

「その前に魔物きたよ!」

「はーい!えいっ!…倒したー」

「え…?」

本当だ…もうアイテムになってるし…

「ラ、ライム凄すぎだよ…」

「えへへ♪」

「じゃあ街に戻ろっか!」

「はーい!」

今回の外出は結構大きな成果多かったんじゃないかな!

熊に蟹に猪、魚に海老に鴨、色んな薬草類と山菜、きのこに山葵、木材も取れたし!

後は何と言っても例のアレ!

アレがあれば色んな事出来るし色々試したい事も多いしね!

街に戻ったら色々試そう!

………

もうすぐ街に着くけどライム噂になったりしないかな…?

確か18歳未満禁止だよね、このゲーム…

って、スライムに戻って貰えばいいのか。

でも服とかってどうなるんだろ?

「ライムー?そろそろ街に着くからスライムに戻って欲しいんだけど、戻ったら服とかってどうなるの?」

「んーとねー、スライムに戻ったら装備してない事になるけど人型に戻ったら装備してることになるから大丈夫だよー!でもスライムに戻らなくてもご主人様が言ってくれればこのままご主人様の中に戻れるよー?」

「凄い便利な機能!あ、そっか!その手があったんだね。見た目女の子だからすっかり忘れてたよ!そしたらライム、今は戻っちゃっていいよ!」

「わかったー!」

「また家に着いたら呼ぶね!ライムに私の家案内してあげる!」

『ありがとー!』

もう夜も遅いし案内とか試作は明日だねー…

私も疲れちゃったし…

ご飯食べてお風呂入ってもう寝よ。

明日はお店ミラ達に任せて研究をしよう!

………

やっと着いたーーー!!

やっぱ我が家だと落ち着くね〜…

あ、そうだ!

「ライムおいでー!」

「ご主人様ー!ここがおうちー?大きいねー!」

「そうだよー!あ、ねぇ。ライムさ、私の呼び方『フウ』に出来たりする?なんか人の状態でご主人様って言われるの凄い違和感感じちゃって…」

「ごしゅじ…フウがそれでいいなら私は大丈夫だよー?」

「うん!その方がしっくりくるね!これからはそっちでお願い!」

「わかったー!」

「もう今日は夜も遅いし、ご飯食べてお風呂はいったら寝よっか!」

「食べるー!」

何にしようかなー?

とりあえず今日は朝と一緒になっちゃうけどパンとシチュー食べようかな!

まあ空腹になったりするわけじゃないから食べる必要もないんだけどね…

………

「「ごちそうさまでした」」

片付けはゲームだからしなくていいからもうお風呂はいっちゃおっか!

「ライムー、お風呂はいるよー!」

「はーい!」

「そういえばライムって水の中に入っても大丈夫なの?」

「大丈夫だよー!」

それなら良かった。

早くライムの服作ってあげないとなー。

明日は私とライムの防具最優先だね!

「はぁー。宿屋じゃ湯船に浸かれないからこれはマイホームの特権だねー!生き返るよ〜」

「ごしゅ、フウー!これ凄い気持ちいいねー!あったかーい!」

「でしょー!お風呂って言うんだよー」

「私お風呂好きー!」

いくら広いとはいえはしゃぎすぎだよ、ライム…

まあ初めてだからしょうがないかな。

「ライム体洗うからおいでー!」

「わかったー!」

「フウー、これ凄いいい匂いするー!」

「シャンプーって言って頭を洗うための物だよ」

「私もフウの頭洗いたーい!」

「いいよー。でもその前にライムの体洗うからねー!」

「うん!」

「きゃっ…!フウ…そこくすぐったいっ…!」

「ごめんごめん…笑 人化してると人がくすぐったいところはくすぐったいんだね。流すからじっとしててね!」

「はーい!」

髪の毛もそうだったけど肌触りとかも本当に普通の女の子みたい。

極って確か最大値だよね?

ここまで来ると人にしか見えないね…

「じゃあ、次私がやるー!」

「うん、よろしくね!」

………

「フウ、おやすみー」

「ライムもおやすみー。明日ライムの服作るからねー!」

「ん、ありが…と……」

疲れてたのかな。

進化したばっかりだし、人化するのも初めてだったもんね。

私も寝て明日に備えないとね!

あ、関係ないけど明日ステータスの振り方考えないと!

今の今まで忘れてたからね…

それにお金がもう5,000万G超えたし、溜まってくだけだから使い道も考えないとね…

まあ何をするにもまた明日!

おやすみー…