イベントから戻った後、今私は自室で戦利品の整理をしてるの。
龍皇の秘焔玉は喧嘩にならないようになぜか私が預かることになった。
それで今後装備で必要になった人に使うってことで話がついた。
ちなみに今回の戦利品はというと…
まず何と言っても目玉は『焔龍皇の加護』。
この加護はなんでも完全版ではないらしいんだけど
火属性攻撃20%上昇
火属性ダメージ20%軽減
炎熱系地形ダメージ50%軽減
っていうなかなかの代物だったよ!
次は当然『龍皇の秘焔玉』。
これはまあ私の物ってわけではないけど。
あとはジュっくんが見つけた焔龍皇の抜け殻から取れた素材かな。
皮とか鱗とかその辺しか取れなかったけど結構いい戦利品。
その素材と私がボス戦で戦った火竜の素材使って今度展示用の装備を作ってみようと思ってるの!
次はやっぱりファフニール系の素材だよね!
私それに加えて『龍の書』っていう所持数によって効果が異なるらしいアイテム。
現状では龍の書Ⅰでは竜語話せるようになるとかなんとか…
あとはまあ『ミスリル』『ダマスカス魔鉱石』が新たに手に入ったり、今まで手に入れた事のある鉱石
その辺にいたモンスターの素材とか採集した植物とか。
で、最後のダンジョンで私がソロで討伐しちゃったあいつ。
なんか名前が《黒邪竜 グド・ランジェス》っていうらしいんだけど…
素材名で黒邪竜っていうんだけどまあ、こいつの素材はいいよ?
問題は初クリアボーナスに加えてソロ討伐ボーナスがあった事とその内容。
まず初クリアボーナスだけど《黒邪竜の呪剣》ってやつでなんでも呪われてる代物でして…
次がソロ討伐ボーナスなんだけど《邪竜教の大聖典》ってやつ。
なんかすごくいらないんだけど…
特に特殊効果も無いしよくわからない教団の説明書いてあるだけだし。
まあ両方とも倉庫行きだよね!
邪竜の素材使って武具とか作ったら呪い装備になるのかな?今度試してみよーっと!
とまあ戦利品の整理はこのくらいにして…
私のというより生産職専用の装備とか欲しいよね〜!
そんなわけで、とりあえず素材集めも兼ねて今まで行った事なかった二階層の鉱山に行ってみようと思います!
早速準備開始だね!
まずはもちろん飲食関係。
あとは鶴嘴にロープに…
よし!これでいいかな!
「ライム〜お出かけするよ〜!」
「はーい!どこ行くの〜?」
「んーとね、ここから見えるあの一番大きな山だよ!」
「山登り行くー!しゅっぱーつ!」
………
そこからはいつも通りを道中適当にモンスター倒したり採集したり何事もなくお散歩感覚で進んでいったの。
それでしばらくしてから鉱山の麓に辿り着いたんだけど…
「にしてもこの山、高すぎない…?」
「上が見えないねー?」
「これは富士山より高いかもね〜…」
どうしよう、山頂行ってみたかったけどこんなに高いと迷うなー…
まあとりあえず出発だね!
………
それから何時間経ったかはわからないけどロックタートルとか岩蝙蝠とかアクアスライム、リザードマンとか色々出てきたんだけどまあ苦戦することもなく倒しちゃったよね。
それよりも問題は採掘だよ!あれから色々採掘したんだよ?
でも全然…なんかイベントが良いの出過ぎててなんかもう…
今持ってる一番いい鉱石のミスリルまでの価値が
銅鉱石
鉄鉱石
ダマスカス鉱石
マラカイト鉱石
銅魔鉱石
鉄魔鉱石
銀鉱石
銀魔鉱石
ミスリル鉱石
こんな感じの順番になってるんだけど銀鉱石までしか出ないんだよ…
下に行く道が無くてずっと上に登ってるのも影響あるのかな?
まあ目的の鉱石は取れてるからいいんだけどさ…
あと所々に池とか湧き水、川っぽいのまであるんだよね。
さすがに水と鉱山のフィールドってだけはあるよね!
「フウ〜ご飯食べたーい」
「じゃあどこか安全そうな場所見つけて休憩にしよっか!」
「やったー!」
……さて、お腹も満たせたし!…って言っても空腹になってもなんかあるわけじゃ無いんだけど。
そういうシステムが追加された時怖いなー…
また私のお店忙しくなるじゃん。
今NPCの露店があるから私のお店くらいしか料理出してないらしいし、それをきっかけにみんなが料理の店出してくれればいいけど…
まあそれは私じゃ無くてガゼルさん達がなんか考えてくれるよね!
それよりも私は今この山をどうにかしないとね!
「行こっか!」
「はーい!」
それからさらに数時間歩いてたらここでやっと進展があったの。
少し先に明かりが見え始めたの!
「ライム!」
「うん!」
私達は山頂かと思って全力ダッシュしたの。
それでついに!と思って外に出たら山の中腹くらいかな。
まあそりゃそうだよね…
こんなにすぐ辿り着くわけがないよね。
ショックをを受けながらも登れる場所はないと周りを見渡すと少し上に行った所に一つの小屋があるのを見つけたの。
「ねえ、ライム。あそこにある小屋行ってみよっか」
「はーい!」
そもそもなんでこんな所に小屋なんてあるんだろ?
誰か住んでたりするのかな?
「すみませーん!」
「おや、こんな所にお客さんとは珍しいのぉ。そんな所ではなんじゃ入ってはくれんかのぉ。まあ茶ぐらいしか出せんがのぉ」
出て来たのは八十歳は軽く超えていそうな老婆だったよ。
中に入ってお茶をもらった後、そこからこの山に伝わる神話の話が始まったんだよね。
それで長かったからまとめると、この山には神鳥と呼ばれ祀られてる鳥型のモンスターがいるらしくてこの先へは進めさせないとの事。
「そういう訳じゃからのぉ。この先へは進めさせられんじゃて諦めて引き返してはくれんかのぉ。どうしても行くと…!?お主!もしやインペリアルスライムではないか!?」
「?そうだよー?」
「やはりか!ならばここを通る資格があるというものじゃのぉ。それが神鳥様のお告げじゃからのぉ」
「よくわからないけど、通って大丈夫って事だよね?」
「そういう事じゃのぉ」
ピコンッ
《固有クエストⅡ『神鳥からの招待状』が発生しました》
あ、なんか来た。
しかも固有クエストかー。
というかあれ招待状だったの…
「それじゃあ色々とありがとうございます!」
そうして小屋を後にして山頂に向かったんだけどこの後私達が想像もつかない出来事が待ってた。
山頂に着いて多分戦闘エリアに入ったんだと思う。
目の前に蒼白の羽根と巨大な翼、真紅の瞳をした鳥が姿を見せたと思ったら自宅のベットで寝てたの。
え、え!?どうなったの!?そういえばライムは!?
「ライムー!?」
ピコンッ
《デスペナルティタイムの為『後11時間59分57秒』具現不可能です》
ん?私達死んだって事…?一回も攻撃してないのに!?
うん、ライム復活したらもう一回行ってみよう…
その間にポーションとか準備しないとなー。
そういえばHPポーションあるのに未だにMPポーション作れてないもんなー。
今度二階層で取れた水源草とかマナウッドとかで色々試してみよ。
いや、今やっちゃおうかな。
まずは水源草だね。
●水源草
特徴 : 水源の近くに群生する、源水を大量に含む草
あー、つまり水源から水を持ってこなくても水源の水を使えるってことね。
微妙だなー…まあ見た目凄くいいから観賞用とかなのかなー。
あとはマナウッドだね、杖用にもとっておきたいからとりあえず一本だけ使ってやってみようかな!
作り方はこの前のHPポーションでやった緑茶風のと同じ感じで蒸したりいろいろして最後に乾燥させる。
それでとりあえず普通の水で抽出して…
●MPポーション
評価 6
能力 : MPを65回復する
あれ評価値低い。
水源草使ってみる?
同じ場所で取れたやつだしね。
水源草絞って水を抽出して…
●源泉水
特徴 : 抽出に適した純水だが、5分経つと普通の水に戻る
え!五分!?急がないとじゃん!
抽出して…
●初級MPポーション
評価 10
特徴 : MPを90回復する
できたー!
じゃあこれをあと9個だね…
《初級MPポーション 評価10のレシピを習得しました》
よし!MPポーションのレシピも出来たし、今日はもう買い出し行って寝よ。
………
「…ふあぁ〜……あ!ライムー!」
「フウー!おはようー!」
「元気そうでよかったよ!」
「ライム復活なの〜!」
「起きてすぐだけどご飯食べて早いとこ行っちゃおうか!」
「はーい!」
それから私とライムは前回と全く同じ道を通って山頂まで足を運んだ。
「よし、付与も終わったしいこうか!」
「うん!ライム頑張る!」
そうして前回何が起こったかわからず終わっちゃったボスエリアに入ってく私達。
前回は入った瞬間に攻撃された事も考えて全力ダッシュで左右に移動したの。
まあ私は足そんなに早くないんだけどね…
それでようやく本体をお目にかかることが出来た。
蒼白の羽根や羽毛をまとって、純白の冠毛3本、真青の尾羽が5本あってそのうち長いのが2本ある。
体は私からしたら巨大だけどこの前戦った火竜とか邪竜ほどじゃない。
「貴方達また私の住処を荒らしに来たのね。いいわまた追い返してあげる!!」
「ライム!来るよ!」
「うん!」
………
…負けました。
5分も戦えなかった…
でもだいぶ戦い方わかってきたよ!
次で勝てるとは思わないけど、もう少し戦える気がする。
それであの神鳥《イラ・エルニクス》っていうらしいよ。
あと今まで確認出来た行動パターンはね、正式名称わからないから私が感じたものになるけど…
最初の方舐められてたのか、滑空攻撃とか嘴、翼、尾羽、足なんかで物理攻撃されてたんだけど、途中から属性攻撃も始めたの。
まずは水ブレス。
これは広範囲散布型と高水圧直線型の2種類があった。
次は水の爆弾かな。
これは散弾式に爆発した水の刃が四方八方に飛んでいく感じ。
もう一つが粘着系のやつ、これは普通の水が体を纏わり付いて離れないの。
攻撃力低下とか弱体化系のいろんな妨害魔法を使ってきたりしたの。
5分も戦えてないにしてはいろんな攻撃見られたよね!
対策も練りやすいってもんだよ!
………
ってなわけでもう一回挑戦してきました!
結果は…まあ負けだよね…
こんなに負けたの初めてだよ…
あとね、半分減らせたと思ったら冠毛が光ってHP全回復するしさ…
そんなの聞いてないよ…って感じだよね!?
そしたらそのあと突然雨が降り出したりして。
その後また新しい攻撃が出てきて、集光した太陽光が雲の隙間から天使の梯子みたいに降り注いだり、羽根を飛ばしたかと思ったらその羽根が何かに触れたと思ったら触れたものに対して水の槍みたいなのが突き出てきたりで…辺り一面穴ぼこだらけだよ。
というかまだ絶対攻撃パターンあるよね…
でも攻略していく楽しさってこういう事なのかな!
少しずつ紐解いてく感じだよね!
リアルだったらって考えるとちょっと怖いけどゲームだもんね!
さて、話を戻してあいつどう倒すよ?
これはもうあれを先に作るべきなんだろうなー…
よし、覚悟決めて作っちゃおう!
………
よし!とりあえずこんなもんかな!
まさかこんな事になるなんて思わなかったけどね…
とりあえずマイホームの設定で地下7階を大きい何もない空間に設定して設備は全部でこんなのもつけてみたよ!
戦闘可能エリア
破壊不能エリア
戦闘終了時HP自動回復エリア
戦闘終了時MP自動回復エリア
戦闘終了時アイテム自動復活エリア
経験値取得可能エリア
こんな感じにしてみました!
値段は聞かないで…あとちょっとで9桁入りそうだったなんて言わないよ…?
ま、まあそれは置いといてみんなに連絡しとかなきゃね!
『手伝って欲しいことがあるんだけどみんな私の家来れたりする?』
っと。これであとは大丈夫かな!
………
龍皇の秘焔玉は喧嘩にならないようになぜか私が預かることになった。
それで今後装備で必要になった人に使うってことで話がついた。
ちなみに今回の戦利品はというと…
まず何と言っても目玉は『焔龍皇の加護』。
この加護はなんでも完全版ではないらしいんだけど
火属性攻撃20%上昇
火属性ダメージ20%軽減
炎熱系地形ダメージ50%軽減
っていうなかなかの代物だったよ!
次は当然『龍皇の秘焔玉』。
これはまあ私の物ってわけではないけど。
あとはジュっくんが見つけた焔龍皇の抜け殻から取れた素材かな。
皮とか鱗とかその辺しか取れなかったけど結構いい戦利品。
その素材と私がボス戦で戦った火竜の素材使って今度展示用の装備を作ってみようと思ってるの!
次はやっぱりファフニール系の素材だよね!
私それに加えて『龍の書』っていう所持数によって効果が異なるらしいアイテム。
現状では龍の書Ⅰでは竜語話せるようになるとかなんとか…
あとはまあ『ミスリル』『ダマスカス魔鉱石』が新たに手に入ったり、今まで手に入れた事のある鉱石
その辺にいたモンスターの素材とか採集した植物とか。
で、最後のダンジョンで私がソロで討伐しちゃったあいつ。
なんか名前が《黒邪竜 グド・ランジェス》っていうらしいんだけど…
素材名で黒邪竜っていうんだけどまあ、こいつの素材はいいよ?
問題は初クリアボーナスに加えてソロ討伐ボーナスがあった事とその内容。
まず初クリアボーナスだけど《黒邪竜の呪剣》ってやつでなんでも呪われてる代物でして…
次がソロ討伐ボーナスなんだけど《邪竜教の大聖典》ってやつ。
なんかすごくいらないんだけど…
特に特殊効果も無いしよくわからない教団の説明書いてあるだけだし。
まあ両方とも倉庫行きだよね!
邪竜の素材使って武具とか作ったら呪い装備になるのかな?今度試してみよーっと!
とまあ戦利品の整理はこのくらいにして…
私のというより生産職専用の装備とか欲しいよね〜!
そんなわけで、とりあえず素材集めも兼ねて今まで行った事なかった二階層の鉱山に行ってみようと思います!
早速準備開始だね!
まずはもちろん飲食関係。
あとは鶴嘴にロープに…
よし!これでいいかな!
「ライム〜お出かけするよ〜!」
「はーい!どこ行くの〜?」
「んーとね、ここから見えるあの一番大きな山だよ!」
「山登り行くー!しゅっぱーつ!」
………
そこからはいつも通りを道中適当にモンスター倒したり採集したり何事もなくお散歩感覚で進んでいったの。
それでしばらくしてから鉱山の麓に辿り着いたんだけど…
「にしてもこの山、高すぎない…?」
「上が見えないねー?」
「これは富士山より高いかもね〜…」
どうしよう、山頂行ってみたかったけどこんなに高いと迷うなー…
まあとりあえず出発だね!
………
それから何時間経ったかはわからないけどロックタートルとか岩蝙蝠とかアクアスライム、リザードマンとか色々出てきたんだけどまあ苦戦することもなく倒しちゃったよね。
それよりも問題は採掘だよ!あれから色々採掘したんだよ?
でも全然…なんかイベントが良いの出過ぎててなんかもう…
今持ってる一番いい鉱石のミスリルまでの価値が
銅鉱石
鉄鉱石
ダマスカス鉱石
マラカイト鉱石
銅魔鉱石
鉄魔鉱石
銀鉱石
銀魔鉱石
ミスリル鉱石
こんな感じの順番になってるんだけど銀鉱石までしか出ないんだよ…
下に行く道が無くてずっと上に登ってるのも影響あるのかな?
まあ目的の鉱石は取れてるからいいんだけどさ…
あと所々に池とか湧き水、川っぽいのまであるんだよね。
さすがに水と鉱山のフィールドってだけはあるよね!
「フウ〜ご飯食べたーい」
「じゃあどこか安全そうな場所見つけて休憩にしよっか!」
「やったー!」
……さて、お腹も満たせたし!…って言っても空腹になってもなんかあるわけじゃ無いんだけど。
そういうシステムが追加された時怖いなー…
また私のお店忙しくなるじゃん。
今NPCの露店があるから私のお店くらいしか料理出してないらしいし、それをきっかけにみんなが料理の店出してくれればいいけど…
まあそれは私じゃ無くてガゼルさん達がなんか考えてくれるよね!
それよりも私は今この山をどうにかしないとね!
「行こっか!」
「はーい!」
それからさらに数時間歩いてたらここでやっと進展があったの。
少し先に明かりが見え始めたの!
「ライム!」
「うん!」
私達は山頂かと思って全力ダッシュしたの。
それでついに!と思って外に出たら山の中腹くらいかな。
まあそりゃそうだよね…
こんなにすぐ辿り着くわけがないよね。
ショックをを受けながらも登れる場所はないと周りを見渡すと少し上に行った所に一つの小屋があるのを見つけたの。
「ねえ、ライム。あそこにある小屋行ってみよっか」
「はーい!」
そもそもなんでこんな所に小屋なんてあるんだろ?
誰か住んでたりするのかな?
「すみませーん!」
「おや、こんな所にお客さんとは珍しいのぉ。そんな所ではなんじゃ入ってはくれんかのぉ。まあ茶ぐらいしか出せんがのぉ」
出て来たのは八十歳は軽く超えていそうな老婆だったよ。
中に入ってお茶をもらった後、そこからこの山に伝わる神話の話が始まったんだよね。
それで長かったからまとめると、この山には神鳥と呼ばれ祀られてる鳥型のモンスターがいるらしくてこの先へは進めさせないとの事。
「そういう訳じゃからのぉ。この先へは進めさせられんじゃて諦めて引き返してはくれんかのぉ。どうしても行くと…!?お主!もしやインペリアルスライムではないか!?」
「?そうだよー?」
「やはりか!ならばここを通る資格があるというものじゃのぉ。それが神鳥様のお告げじゃからのぉ」
「よくわからないけど、通って大丈夫って事だよね?」
「そういう事じゃのぉ」
ピコンッ
《固有クエストⅡ『神鳥からの招待状』が発生しました》
あ、なんか来た。
しかも固有クエストかー。
というかあれ招待状だったの…
「それじゃあ色々とありがとうございます!」
そうして小屋を後にして山頂に向かったんだけどこの後私達が想像もつかない出来事が待ってた。
山頂に着いて多分戦闘エリアに入ったんだと思う。
目の前に蒼白の羽根と巨大な翼、真紅の瞳をした鳥が姿を見せたと思ったら自宅のベットで寝てたの。
え、え!?どうなったの!?そういえばライムは!?
「ライムー!?」
ピコンッ
《デスペナルティタイムの為『後11時間59分57秒』具現不可能です》
ん?私達死んだって事…?一回も攻撃してないのに!?
うん、ライム復活したらもう一回行ってみよう…
その間にポーションとか準備しないとなー。
そういえばHPポーションあるのに未だにMPポーション作れてないもんなー。
今度二階層で取れた水源草とかマナウッドとかで色々試してみよ。
いや、今やっちゃおうかな。
まずは水源草だね。
●水源草
特徴 : 水源の近くに群生する、源水を大量に含む草
あー、つまり水源から水を持ってこなくても水源の水を使えるってことね。
微妙だなー…まあ見た目凄くいいから観賞用とかなのかなー。
あとはマナウッドだね、杖用にもとっておきたいからとりあえず一本だけ使ってやってみようかな!
作り方はこの前のHPポーションでやった緑茶風のと同じ感じで蒸したりいろいろして最後に乾燥させる。
それでとりあえず普通の水で抽出して…
●MPポーション
評価 6
能力 : MPを65回復する
あれ評価値低い。
水源草使ってみる?
同じ場所で取れたやつだしね。
水源草絞って水を抽出して…
●源泉水
特徴 : 抽出に適した純水だが、5分経つと普通の水に戻る
え!五分!?急がないとじゃん!
抽出して…
●初級MPポーション
評価 10
特徴 : MPを90回復する
できたー!
じゃあこれをあと9個だね…
《初級MPポーション 評価10のレシピを習得しました》
よし!MPポーションのレシピも出来たし、今日はもう買い出し行って寝よ。
………
「…ふあぁ〜……あ!ライムー!」
「フウー!おはようー!」
「元気そうでよかったよ!」
「ライム復活なの〜!」
「起きてすぐだけどご飯食べて早いとこ行っちゃおうか!」
「はーい!」
それから私とライムは前回と全く同じ道を通って山頂まで足を運んだ。
「よし、付与も終わったしいこうか!」
「うん!ライム頑張る!」
そうして前回何が起こったかわからず終わっちゃったボスエリアに入ってく私達。
前回は入った瞬間に攻撃された事も考えて全力ダッシュで左右に移動したの。
まあ私は足そんなに早くないんだけどね…
それでようやく本体をお目にかかることが出来た。
蒼白の羽根や羽毛をまとって、純白の冠毛3本、真青の尾羽が5本あってそのうち長いのが2本ある。
体は私からしたら巨大だけどこの前戦った火竜とか邪竜ほどじゃない。
「貴方達また私の住処を荒らしに来たのね。いいわまた追い返してあげる!!」
「ライム!来るよ!」
「うん!」
………
…負けました。
5分も戦えなかった…
でもだいぶ戦い方わかってきたよ!
次で勝てるとは思わないけど、もう少し戦える気がする。
それであの神鳥《イラ・エルニクス》っていうらしいよ。
あと今まで確認出来た行動パターンはね、正式名称わからないから私が感じたものになるけど…
最初の方舐められてたのか、滑空攻撃とか嘴、翼、尾羽、足なんかで物理攻撃されてたんだけど、途中から属性攻撃も始めたの。
まずは水ブレス。
これは広範囲散布型と高水圧直線型の2種類があった。
次は水の爆弾かな。
これは散弾式に爆発した水の刃が四方八方に飛んでいく感じ。
もう一つが粘着系のやつ、これは普通の水が体を纏わり付いて離れないの。
攻撃力低下とか弱体化系のいろんな妨害魔法を使ってきたりしたの。
5分も戦えてないにしてはいろんな攻撃見られたよね!
対策も練りやすいってもんだよ!
………
ってなわけでもう一回挑戦してきました!
結果は…まあ負けだよね…
こんなに負けたの初めてだよ…
あとね、半分減らせたと思ったら冠毛が光ってHP全回復するしさ…
そんなの聞いてないよ…って感じだよね!?
そしたらそのあと突然雨が降り出したりして。
その後また新しい攻撃が出てきて、集光した太陽光が雲の隙間から天使の梯子みたいに降り注いだり、羽根を飛ばしたかと思ったらその羽根が何かに触れたと思ったら触れたものに対して水の槍みたいなのが突き出てきたりで…辺り一面穴ぼこだらけだよ。
というかまだ絶対攻撃パターンあるよね…
でも攻略していく楽しさってこういう事なのかな!
少しずつ紐解いてく感じだよね!
リアルだったらって考えるとちょっと怖いけどゲームだもんね!
さて、話を戻してあいつどう倒すよ?
これはもうあれを先に作るべきなんだろうなー…
よし、覚悟決めて作っちゃおう!
………
よし!とりあえずこんなもんかな!
まさかこんな事になるなんて思わなかったけどね…
とりあえずマイホームの設定で地下7階を大きい何もない空間に設定して設備は全部でこんなのもつけてみたよ!
戦闘可能エリア
破壊不能エリア
戦闘終了時HP自動回復エリア
戦闘終了時MP自動回復エリア
戦闘終了時アイテム自動復活エリア
経験値取得可能エリア
こんな感じにしてみました!
値段は聞かないで…あとちょっとで9桁入りそうだったなんて言わないよ…?
ま、まあそれは置いといてみんなに連絡しとかなきゃね!
『手伝って欲しいことがあるんだけどみんな私の家来れたりする?』
っと。これであとは大丈夫かな!
………