「凛透くんのことが好きになりました!幼馴染だけど付き合ってください!」

僕はこの日、幼馴染の遥香から告白された。
僕も遥香のことが好きだったから、当然OKを出す。

「俺でよければよろしく」

「うん!よろしく!」

それから、俺は彼女を優先的になんでもやっている。しかし、彼女はそれが不満のだったのかいつもムスッとしていた。
そんな彼女の態度に僕は気づけばイラつきを覚えていて、彼女の気持ちを考えずに否定や、押し付けをするようになっていた。

「ねぇ、凛くんは本当に私の事好きなの?いつも、私の事を否定とかするけど……」

「そりゃ、お前が俺に従おうとしないからだろ?お前は自分を抑えて過ごせばいいんだよ」

その言葉が発端だった。彼女は、そのまま何も言わずに、家に帰ってしまい、次の日から、学校にも姿を見せなくなっていた。