のらりくらりとヒップホップを踊り終え、帰りの支度をしている。
紫音はダンスのレッスンのために慌てて先に帰ってしまった。本当に彼女は努力家なのだ。
同期と団子のようになって駅へ向かう。
「ねえなぎ、今度の土曜空いてる?」
「ん?空いてるけどどっか行く?」
「そうそう、なんかドライブ行きたいなーって思って空いてたらなぎもどうかなって!」
「え行こ行こ、めちゃ楽しみ」
あっという間に今週末の予定も埋まる。
ちなみにダンス歴も2年目に突入し、同期の中では平均くらいに踊れるようになった。
だけど結局わたしは別にダンスは嫌いでも好きでもない。友達と大学生活を楽しむために入っているようなものだし自然に遊びの方がメインになる。
同期ともそれなりに上手くやっている。
遊びも楽しい。
なのにわたしはいつも自分が集団の中で浮いてしまっているように感じるのだ。
そしてまた、そう思いながらもこの集団で生きることはどこか苦しい。
友達がいて、ちゃんと大学生してて、充実しているしわたしは恵まれているはずだ。
ふとグラウンドに舞う砂埃の匂いを思い出して懐かしく、苦い気持ちになる。、そんな毎日。
そしてそんな日々から無性に抜け出したくなる時がある。
紫音はダンスのレッスンのために慌てて先に帰ってしまった。本当に彼女は努力家なのだ。
同期と団子のようになって駅へ向かう。
「ねえなぎ、今度の土曜空いてる?」
「ん?空いてるけどどっか行く?」
「そうそう、なんかドライブ行きたいなーって思って空いてたらなぎもどうかなって!」
「え行こ行こ、めちゃ楽しみ」
あっという間に今週末の予定も埋まる。
ちなみにダンス歴も2年目に突入し、同期の中では平均くらいに踊れるようになった。
だけど結局わたしは別にダンスは嫌いでも好きでもない。友達と大学生活を楽しむために入っているようなものだし自然に遊びの方がメインになる。
同期ともそれなりに上手くやっている。
遊びも楽しい。
なのにわたしはいつも自分が集団の中で浮いてしまっているように感じるのだ。
そしてまた、そう思いながらもこの集団で生きることはどこか苦しい。
友達がいて、ちゃんと大学生してて、充実しているしわたしは恵まれているはずだ。
ふとグラウンドに舞う砂埃の匂いを思い出して懐かしく、苦い気持ちになる。、そんな毎日。
そしてそんな日々から無性に抜け出したくなる時がある。