百合の花でいっぱいにした部屋に彼女を閉じ込めてから三日経った。監視カメラを付けておけばよかったと後悔しながら好奇心に負けて扉に穴を開けて覗き込むと、花をムシャムシャ食べている彼女と目が合った。

「百合川くん、お腹空いたよぉ。何か辛いの食べたいわ」