わたしとあなたの出逢いはここ、東京でだった。わたしもあなたもあの頃は東京を知らない未熟だったよね。今は東京のここだと1番知ってるかもしれないぐらいには、東京のことを知ったよね。
 わたしとあなたの出逢いは最初から魅力的だった。私たちの出逢いは、2人揃って迷子になってぶつかってしまった時だ。わたしとあなたは同時に「あのどこに向かってますか?」と聞いた。それと同時に笑いが止まらなくなったのはいうまでもない。もちろん向かう場所は一緒だった。
 わたしとあなたは、気が合い、何回も遊びに行ったり東京について知るようになった。ある日の遊びに行った時は、ひまわりが咲いたような笑顔で2人揃って笑いまくった。
 そしてあなたは言った。「好きだ。付き合ってほしい」ともちろんわたしと同時に言った。2人同時に言ったんだからもちろん返事はok。
 2人は東京を知り尽くし子供たちのために2人の話を書いた。この話はのちにわたしとあなたの東京ストーリーと語りつがれていくとは知らずに。