休み時間。
 チャイムが鳴ると同時に校庭へ駆け出す涼晴くんの後ろ姿を見ながら、私は廊下に行った。
「どうする?」
「休日がいいよね」
「休日なら、いつ空いてるかな?」
 みんなでクリスマスパーティーの日にちを決めるために集まっているの。
 「日曜日は無理かな。家でゆっくりしたいし。」
 「土曜日は、友達と遊ぶ予定が入ってるから無理。」
 朱璃と緋緒里が言う。
 結局、決まらないまま休み時間は終わった。
 「あのさ、クリスマスパーティー、平日でもいいんじゃない?」
 朱璃に言うと、
 「確かに!そうだよね。」
 と賛成してくれた。
 昼休みに提案してみよう。