あともう一つ、調べたいことがあったんだった。
 それを見た瞬間、私は恐怖に襲われた。
 怖い、怖いよ。
 なんで、私がこんなことに。
 なんで?
 こんなこと、絶対にないと思っていた。
 辛いのはみんな一緒とか言うけど。
 結局、辛いのは自分一人じゃん。
 ううん、弱気になるな心音。
 まだ頑張れる。
 大丈夫。
 私のこと心配してくれる人、見てくれる人、ちゃんといるよ。
 そう考えながら私は今日のことを思い出していた。
 心配してくれた緋緒里と純玲、涼晴くん。
 見守ってくれていた朱璃。
 みんなの温かい目を。
 だから大丈夫だよ。
 どんなに辛くても、頑張るしかないんだ。
 その先に自分だけの太陽があると信じて。