2,突然の呼び出し
 次の日。
 学校に着くと、今日もやっぱりこそこそと話している、維那と冬麦。
 もうほんっとうに嫌!
 なんで二人と友達になっちゃったんだろう。
 今更後悔しても、遅いことは知ってるけど。
 それでも、先生に話すのは嫌だ。
 それに向こうは被害者ぶってきそうだし。
 また逃げ出したい衝動に駆られる。
 でも、ダメ。できない。
 私はよろけそうになった足に力を入れた。