『永川笑愛さまへ
 私は今貴女に贈られた十三の言葉を、貴女に贈ります。
 今まで、よく耐えたね。
 お疲れ様。
 頑張ったね。
 偉かったね。
 我慢しちゃだめだよ。
 無理に笑わないで。
 頑張らないで。
 死にたければ、我慢しないで死にたいと言えばいいよ、誰も責めないし笑わないから。
 辛ければ、死んでもいいんだよ。
 泣くのは恥ずかしいことじゃない。
 生まれてきてくれてありがとう。
 今までありがとう。
 そして、さようなら。
 以上の十三の言葉とともに、貴女を(そら)に送ります。
 貴女は私を同類と思っているのかもしれないけれど、私は友達だと思っています。
貴女が亡くなってもそれは変わらぬ事実です。
だから、貴女と、友達になってもいいですか。
ありがとう、そして、さようなら。 羅月心優』