私は私の顔が嫌い。
あの『みにくアヒルの子』の絵本では、はじめは醜くても最後はきれいなハクチョウになった。
でも現実ではそんなことない。
産まれてきた時が醜いとずっと醜いまま。
産まれてきた時に嫌われるとずっと嫌われているまま。
――そう思っていた。
現実でもきれいなハクチョウになれるんだ。
このことを気づかさしてくれたのは、君。
君のおかげで私もハクチョウになれたんだよ。