「キクー、もっとスピード上げないと、遅刻するよー」
「サクラも私のこと言えないでしょー」
私たちは、SUTのあゆみさんとまなみさんに事情を説明して全力疾走で今、日の丸帝国学園に向かっているのであった。
「あっ、見えたよ。サクラ!」
「あれが! 日の丸帝国学園!」
遠くからでも分かる。白地に赤い丸が描かれる“日章旗”、そして光線が22.5度で開く16条の太陽および太陽光を意匠化した旗“旭日旗”が風でなびき掲揚されていた。
「とうちゃーく!!」
「はぁ、ま、間に合った~!!」
私たちは、何とか遅刻せずに教室まで行くことが出来た。そして入学式が終わり、お昼になったので食堂に向けて歩いていた。
「よーし、やっとお昼だあぁぁぁーー!!」
「もう、サクラったらはしゃぎすぎだよ~」
そんな他愛もない会話をしていた時──
ドゴオォォォーーンン!!
突如食堂の方で大きな爆発音が聞こえた。
「また、爆発?!」
「今日で二度目だね~」
二人は本日二度目の爆発が起こったであろう食堂の方に駆け足で向かった。
すると、そこでは一部の生徒たちの銃撃戦が繰り広げられていた。
「そばが一番だあぁぁぁーー!!」
「いいや、一番美味しいのはうどんだあぁぁだーー!!」
そんなどうでも良いことで二人は食堂で争っていた。
「これでもくらいな! 女狐!!」
狸耳の少女は狐耳の少女にそう言いながら、
手榴弾を投げつけた。
「ふっ、そんなもん、打ち返したるわぁぁーー、女狸!!」
狐耳の少女は銃をバットの様に構え、打ち返した。
打ち返された手榴弾は空中で爆発した。
その爆風で飛ばされない様に私たちは何とか踏ん張った。
私は喧嘩を止めようと思い一歩踏み出した時、誰かが左肩に手を置いてきたので振り返ると、そこには身長が178cmくらいの人がいた。
何で止めるのか聞こうとしたら、私より先に口を開いた。
「私が止めるから大丈夫」
私が言おうとしていたことを察したのか、
心がほわほわするような声で言ってきた。
その人は、彼女たちの方へゆっくりと歩いて行った。
「サクラも私のこと言えないでしょー」
私たちは、SUTのあゆみさんとまなみさんに事情を説明して全力疾走で今、日の丸帝国学園に向かっているのであった。
「あっ、見えたよ。サクラ!」
「あれが! 日の丸帝国学園!」
遠くからでも分かる。白地に赤い丸が描かれる“日章旗”、そして光線が22.5度で開く16条の太陽および太陽光を意匠化した旗“旭日旗”が風でなびき掲揚されていた。
「とうちゃーく!!」
「はぁ、ま、間に合った~!!」
私たちは、何とか遅刻せずに教室まで行くことが出来た。そして入学式が終わり、お昼になったので食堂に向けて歩いていた。
「よーし、やっとお昼だあぁぁぁーー!!」
「もう、サクラったらはしゃぎすぎだよ~」
そんな他愛もない会話をしていた時──
ドゴオォォォーーンン!!
突如食堂の方で大きな爆発音が聞こえた。
「また、爆発?!」
「今日で二度目だね~」
二人は本日二度目の爆発が起こったであろう食堂の方に駆け足で向かった。
すると、そこでは一部の生徒たちの銃撃戦が繰り広げられていた。
「そばが一番だあぁぁぁーー!!」
「いいや、一番美味しいのはうどんだあぁぁだーー!!」
そんなどうでも良いことで二人は食堂で争っていた。
「これでもくらいな! 女狐!!」
狸耳の少女は狐耳の少女にそう言いながら、
手榴弾を投げつけた。
「ふっ、そんなもん、打ち返したるわぁぁーー、女狸!!」
狐耳の少女は銃をバットの様に構え、打ち返した。
打ち返された手榴弾は空中で爆発した。
その爆風で飛ばされない様に私たちは何とか踏ん張った。
私は喧嘩を止めようと思い一歩踏み出した時、誰かが左肩に手を置いてきたので振り返ると、そこには身長が178cmくらいの人がいた。
何で止めるのか聞こうとしたら、私より先に口を開いた。
「私が止めるから大丈夫」
私が言おうとしていたことを察したのか、
心がほわほわするような声で言ってきた。
その人は、彼女たちの方へゆっくりと歩いて行った。