いつも、八月の最後に花火が上がる。 それはまるで、夏の終わりを知らせるかのように。 毎年君と見ていた花火。 この先もずっと、こんな日々が続くと思っていた。 あの日までは。 私の恋は、あの日の花火のように、呆気なく、散っていった。