*。☪︎*。

鏡の前に手を置いた。

鈴谷さんの前で、緊張と恐怖でいっぱいになりながら。
今から私は鏡に触れる。
本当に入れ替わっているのか確かめるために。

ピコン、と録画開始の音がする。
ドクンドクンと心臓がうるさいほど大きく脈打っていた。

「いくよ……」

「うん……」

緊迫した空気が流れる中、ゆっくりと鏡に映る私と手を合わせた。
手のひらから、ひんやりとしたガラスの温度がじわじわと伝わってくる。
思わず目を瞑った。

……
……
……