平日、13時。
 俺は今、廃ビルの屋上にいた。
 屋上から道路を見下ろすと、平日のため車や人通りは少なかった。
 今日を自分にとっての最期の日にしようと決めていた。
 思い返せば、俺の人生は最悪だった。