功と付き合い初めてから二年が経ち、卒業式前日を迎えた私たちは公園へ行った。
「私、高校で友達できるかな?」
気付いたらそんなことを言っていた。
「星花ならできるよ。でもさ、できなくてもいいじゃん。」
「え……。」
「無理に変わろうとしなくてもいいと思う。できなかったらさ、またここで話そうよ。」
功は笑いながら言った。
「うん。」
私も笑っていた。
これまで私は時間が戻ればこんなことにならなかったのに、と何回も思ったことがあった。
でも、時間が戻っていたら、今の私はこんなに笑っていなかったかもしれない。
変わらなきゃと思い続けていたら、いつか苦しくなって自分で自分の命を終わらせていたかもしれない。
そう思うと、少しだけ息がしやすくなった気がした。
「私、高校で友達できるかな?」
気付いたらそんなことを言っていた。
「星花ならできるよ。でもさ、できなくてもいいじゃん。」
「え……。」
「無理に変わろうとしなくてもいいと思う。できなかったらさ、またここで話そうよ。」
功は笑いながら言った。
「うん。」
私も笑っていた。
これまで私は時間が戻ればこんなことにならなかったのに、と何回も思ったことがあった。
でも、時間が戻っていたら、今の私はこんなに笑っていなかったかもしれない。
変わらなきゃと思い続けていたら、いつか苦しくなって自分で自分の命を終わらせていたかもしれない。
そう思うと、少しだけ息がしやすくなった気がした。