そんな話をしたら、気づけばこの間の公園にいた。
 「行ってきて。帰りは俺に連絡して。タクシーで家まで送る」
そう言われタクシーを降り、あゆむのところへ向かった。
 「あゆむさん…?」
呼びかけに反応した、あゆむであったが、その目には光がなく、瞳の奥は淀んでいた。
 「俺が殺したんだ。あの子を」
 そう言って手紙を渡してきた。
私は何も言わず手紙を受け取り、目を通す。